【Torao X Force】沖縄✖四国、中堅戦は──組みに屈しなかったLyo,oが高岡に勝利し1勝1敗に
【写真】打撃の勢いで上回り、テイクダウンされてもポジションを許さなかったLyo,oが3-0の判定勝ちを手にした (C)MMAPLANET
TORAO NATION STATE主催プロ修斗公式戦「闘裸男✖FORCE」が、13日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催された。
プロ6試合、上位3カードは四国✖沖縄が組まれた当大会──ここでは対抗戦の中堅戦、Lyo,o✖高岡宏気持の一戦をお届けしたい。
<バンタム級/5分2R>
Lyo,o(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
高岡宏気(日本)
序盤から互いに前に出て、力の入ったパンチを打っていく。Lyo,oの蹴り終わりに組んでいった高岡がケージ際でテイクダウンを奪う。
立ち上がって体を入れ替えたLyo,oが小手投げを仕掛ける。ヒザをついた高岡だがケージを利して立ち上がって押し込み返す。
ケージで態勢を入れ替える展開から、Lyo,oが離れると勢いのある右ローを入れ、フックを打ち合う。
再びクリンチになり、最初は高岡がケージに押し込むが、Lyo,oが左腕を差して押し込む。そのままケージ中央に移動するとLyo,oがダブルレッグで押し込み、頭を上げて右を振るう。
距離ができるとスピニングバックキックを放ったLyo,oは、さらに飛びヒザを狙う。着地後はパンチを交換し、Lyo,oがスピニングバックフィストを見舞う。
ガードの上からだが高岡も思い切り右を打ち込み、Lyo,oが右フックを打ち返す。勢いがあったのはLyo,o、高岡はクリンチへ。ラウンド終盤もケージ際で態勢を変え、時間に。打撃でLyo,oが初回を取った。
2R、高岡の右フックにLyo,oが左ジャブを合わせ、右をフォローする。Lyo,oは右フックを空振りして姿勢を乱すと、高岡は左右のフック。ここでLyo,oが右エルボーを繰り出す。
高岡が意地の右エルボーも空振りに、逆にLyo,oがエルボーを打っていく。続く右ミドルをキャッチした高岡はバックに回り、腰をコントロールしてスラム。
Lyo,oは胸を合わせて立ち上がり、体を入れ替えて離れる。削り合いが続く中、打撃戦になるとLyo,oの方が攻撃を見ており、精度で高岡を上回る。
高岡は目を気にするような素振りもあったが、直後にカウンターでダブルレッグに入ると、両足を払いバックを伺う。取り切れず殴りにいく間に、立ち上がったLyo,oがクリンチへ。高岡が押し込み返して、間合いを取り直す。
ガードの上からの右ハイ、近い距離での右ストレートと打撃では変わらず勢いで上回るLyo,oは、左ハイから頭の高さまで飛び上がってヒザ蹴りを繰り出す。そのままキャッチした高岡は、ボディロックから持ち上げスラム。
トップを取ったところでタイムアップとなった。打撃はLyo,o、組みは高岡──ジャッジは3者揃ってLyo,oを支持。
マイクを手にした勝者は個人的な親交はなかったものの同じ中学の同級生で女優だった金城茉奈さん(12月1日に逝去)の死に触れ、「僕は彼女の活躍を見て、元気をもらっていました。金城茉奈は強く生きたことを皆に知って欲しいです。自分はこうやって運良く生きることができているので、これからも頑張っていきたいです」と話した。
■ Toaro X Force 四国✖沖縄以外の試合結果
<ライト級/5分2R>
結城大樹(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
國頭武(日本)
<ライト級/5分2R>
CHAN-龍(日本)
Def.1R3分39秒by アメリカーナ
紀州(日本)
<フライ級/5分2R>
泰斗(日本)
Def.2-1:20-28.20-28.18-20
横関タルト(日本)