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【LFA96】コンテンダーシリーズ勝利アンソニー・ロメロ、ジューソラに苦戦もスプリット判定勝ち

<160ポンド契約/5分3R>
アンソニー・ロメロ(カナダ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ザック・ジューソラ(米国)

コンテンダーシリーズで見事な勝利を得ながら、UFCとの契約がならなかったロメロがLFAで再度UFCを目指す。サウスポーのジューソラが左ミドルを見せる。さらい右ジャブを当て、距離を詰めて左ミドルを蹴っていく。ジューソラの右に組みついたロメロは、ケージに押し込み両ワキを差しヒザ、肩パンチを入れていく。小外でテイクダウンを狙いつつ、肩パンを続けるロメロだが、ジューソラのヒザが急所に入り試合が中断。再開後、ロメロは右ミドルを蹴り、右ストレートをヒットさせる。さらに左ローと、打撃が回転し始めたロメロが右前蹴り、そして左フックを入れる。

ジューソラの左に、左を当てたロメロ。ジューソラもその場スイッチから、右を当て左ローを蹴る、組んだロメロは小外でテイクダウンを奪えず、自ら離れ右ストレート、左ミドルをキャッチされショートのパンチを被弾する。互角の初回、オープンスコアでロメロが10-9を3票は集めた。

2R、ロメロがまず右ストレートを当て、左フックを振るうとダブルレッグでテイクダウンを奪いバックへ。四の字フックのロメロは、胸を合わせに来たジューソラの背中に乗りすぎた姿勢になり、自ら離れてスタンドへ戻る。右ジャブ、右ボディ、そして左ストレートを伸ばすジューソラが、サウスポー&リーチの長さを使ったファイトから左ハイへ。

ジューソラのレンジで試合が進むが、ロメロも踏み込んで右を当て、ここから組んでいく。すぐに離れたロメロは、やや動きが重くなってきたか。ジューソラは左ミドル、左ストレートを当て圧力を高める。さらにヒザ蹴りを腹に決めたジューソラに対し、ロメロも右を返す。左フックは狙い過ぎて空振りとなったロメロは、ジューソラのヒザを織り交ぜるファイトに組めなくなったか。手数、圧とも上回ったジューソラがラウンドを取り返した。

勝負の最終回、互いにミドルを蹴り、ロメロが前進をジューソラがジャブで止める。ニータップからフックのロメロだが、ジューソラはジャブを当てていく。ならばと右ハイを蹴ったロメロが、右アッパーを入れる。直後に左ストレート、左ミドルを決めたジューソラが、テイクダウン狙いに反応する。ここでパンチを入れなかったロメロは、続くダブルレッグでバックに回り足払いを仕掛ける。

耐えたジューソラは、離れたロメロにワンツーから組みつかれケージに押し込まれる。ヒザを入れ、ウィザーで耐えるジューソラ──は、スネをカットし流血が見られ、足の甲も大きく腫れあがっている。右ローを蹴られ、ダブルレッグを切られたジューソラは左の蹴りがなくなり、ロメロに前進を許す。ワンツー、右ハイを見せたロメロに対し、ジューソラがジャブから最後に左ハイを蹴りタイムアップに。

コンテンダーシリーズほどキレがなかったロメロは、サイズの差もありジューソラに苦しんだ結果、スプリットで辛くも判定勝ちを手にした。

試合後は足を引きずるロメロはキャリア9連勝とした。


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