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【PFL CS2023#04】パウンドでKO寸前に追い込んだロメロが、カルーゾの反撃を振り切り判定勝利

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ロメロ(カナダ)
De.3-0:30-26.30-26.30-26.
トニー・カルーゾ(豪州)

カルーゾが左ジャブを突く。ガードを高く上げたロメロは右ローへ。しかしカルーゾが上下に左の蹴りを散らしていく。左ジャブをボディに伸ばしたロメロが右ストレートを振るい、さらに左ボディフックを当てる。前に出て来るカルーゾの顔面に、ロメロの左ジャブがクリーンヒット。さらに左インローを当てたロメロは、サークリングしながらパンチと蹴りを散らして優位に立つ。

カルーゾの右ローに合わせて組みついたロメロが、そのままドライブしてケージ際でカルーゾに背中を着かせた。立ち上がるカルーゾのバックに回ったロメロは、正対したカルーゾに両腕を差し上げられるも、押し込んできたカルーゾを反対に払い腰でテイクダウンする。

立ち上がり、離れてローを散らすカルーゾが組みつく。右腕を差し入れてケージに押し込んだが、またもロメロが投げてグラウンドへ。ケージ際でバックコントロールから両足を差し入れたロメロは、四の字ロックへ。そのままパンチで削り続けた。

2R、ロメロがプレスをかける。カルーゾの左ジャブに対し、ロメロは右ローを当てる。ロメロをケージに押し込んだカルーゾが、離れ際に右ハイを狙った。距離ができるとロメロがプレスをかけて、右クロスを当てる。上下にパンチを散らすロメロは、いきなりの右ストrテートも当てた。左ジャブから右を振るい、ロメロにケージを背負わせるカルーゾだが、ロメロがサークリングしながら右を突き刺す。

疲労からか、カルーゾの右ハイは形が崩れるように。ロメロが押し返し、右ローと左ストレートをボディに伸ばす。そしてワンツーでダウンを奪ったロメロが、そのままケージ際でパウンドと鉄槌を連打する。かなりの数のパンチを食らったカルーゾが背中を見せると、ロメロがバックマウントからRNCへ。その瞬間カルーゾがエビで正対した。ところが、ここでケージ掴みがあったか、カルーゾに反則の減点が与えられる。

試合はスタンドで再開、ロメロの勢いは止まらず左右のパンチがカルーゾの顔面を捉える。ここでカルーゾが組みつき、ロメロに尻もちを着かせるも抑え込むことはできず。パンチがスローになったカルーゾに対し、ロメロが右ストレートのカウンターを合わせていった。

最終回、カルーゾがパンチを振りながら前進し、ロメロをケージに押し込んだ。ロメロは払い腰でクリーンテイクダウンを奪う。立ち上がったカルーゾの左右フックがロメロの顔面を捉える。これが効いたか、ロメロの動きが落ちた。距離を詰めてくるカルーゾに対し、ロメロは首相撲からヒザを突き上げた。

頭を下げて前進し、左右フックを振るうカルーゾにも大きな疲労が見られる。ケージ際でカルーゾのシングルレッグ→ダブルレッグをスプロールしたロメロがバックマウントを奪った。これを切り返したカルーゾが、ロメロの両足を畳んでトップへ。しかしロメロも内股で切り返し、カルーゾをケージに押し込む。シングルレッグからバックに回ったロメロが、右腕をカルーゾの首に回すもRNCを極めることはできない。

表情からも疲労が明らかなカルーゾだが、パンチで削ってくるロメロのRNCを防ぎ続ける。完全な消耗戦の末、ロメロがバックマウントをキープして左右の腕でRNCを狙うも、再びカルーゾがトップを奪い返して試合終了のゴングを聞いた。

ジャッジは3者とも、減点を含む4ポイント差でロメロの勝利を支持。ロメロは再びコンテンダーシリーズで勝利を得たが、果たして契約は?


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