【DEEP JEWELS30】アミバの組みを徹底して潰した栗山葵が判定勝ち。「めっちゃ楽しかった」
【写真】テイクダウン狙いを切り続けての勝利。伸びしろは十分にあり、これからが楽しみな栗山だ(C)KEISUKE TAKAZAWA
<フライ級/5分2R>
栗山葵(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
アミバ(日本)
左ローにテイクダウンを仕掛けたアミバ、栗山は倒れずケージに押し込んでいく。アミバは右を差して押し込み、栗山がヒザをボディに入れる。シングルに切り替えたアミバがテイクダウンへ。尻をついた栗山が起き上り、逆に姿勢を乱したアミバのバック&両足フックへ。
首に手を回す栗山は、前方に落とされてもそこを支点に上を取り殴っていく。背中を見せた栗山だが、乗ってきた栗山を前方に落としてスクランブルへ。アミバはケージに栗山を詰めるが、ボディにヒザを受ける展開が続く。ブレイクが掛かり、打撃の間合いへ。指を並行に伸ばす栗山に注意が入る。アミバのテイクダウンを切った栗山がヒザを入れ、それでもシングルのアミバだが、引き込んだところで初回が終わった。
2R、右を見せて組みにくアミバ。栗山は距離を取って離れるとテイクダウン狙いを切って、ローや左を見せる。左ローを蹴られ、テイクダウン狙いを察知されたアミバが、ケージを背負い左を被弾する。組みを切られ、左をストレート、右を受けそうになりながらアミバは徹底してテイクダウンを狙う。
スプロールして立つ栗山はケージに押し込まれても、左を差して右をウィザーに取り、しっかりと臀部をケージにつけてスペースを作る。残り1分25秒でブレイクが掛かり、シングルで右足を掴んだアミバが引き込み、もう一度頭を起こしてダブルへ。スプロールしきれず立ち上がったアミバに金網に押し込まれた栗山は、そのまま首を抱え時間まで耐えきった。
結果、栗山が3-0の判定勝ちを手にし「試合、めっちゃ楽しかったです。関西から良い選手が出るよう自分も頑張ります」とマイクで話した。