【Bellator249】サイボーグ初防衛戦大会でパトリッキー✖LFA王者、モウリー、アビブ・ゴザリが見逃せない
【写真】パトリッキーの突進力の前にタッチキックからテイクダウンは可能か。興味深いLFA王者の挑戦だ (C)BELLATOR & LFA
9月から10月にかけてのイタリア~フランスという欧州ツアーを終え、Bellatorが15日(木・現地時間)に、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナでBellator249「Cyborg vs Blencowe」を開催する。
ペンデミック後のホームというべき同地での大会、メインはBellator世界女子フェザー級王者クリス・サイボーグが、今年1月に獲得したベルトの初防衛戦をアーリーン・ブレンコウ相手に行う。
セミでは昨年RIZINライト級GPで活躍したパトリッキー・フレイレが、ジャリール・ウィリスと対戦する新鮮なカードが組まれた。マイケル・チャンドラーがUFCに去ったBellatorライト級戦線の生き字引的な存在となったパトリッキー。2011年3月から始まったサークルケイジ生活9年目は、感染症拡大の影響もあり10月スタートとなった。
対するウィリスは8月のLFA88でLFAウェルター級チャンピオンに輝いたばかり。ヴィニシウス・ジ・ジェズウスとの王座決定戦は距離の取り合いが続き、タッチキックボクシングで上回っての勝利と渋い内容だった。UFCとの契約はならず、Bellatorを選択したウィリスは5試合ぶりにライト級に戻して、パトリッキーと相対する。
スイッチを織り交ぜた切れのある打撃と、持ち味である粘っこいケージレスリングを融合させるウィリスが、殺気を含んだパトリッキーの打撃の前に屈することなく、その持ち味を発揮できるようであればベラトール・ライト級戦線の上位が戦うチケットを手に入れることができる。
プレリミでは3度目の正直となるか──スティーブ・モウリーに注目だ。2月は体調不良、7月は新型ウィルス検査で擬陽性と2度に渡りルディ・シャフロス戦が流れたモウリーは今大会でショーン・ティードと対戦することとなった。
モウリーはカレッジレスリングに柔術を融合させ、テイクダウンからスクランブルでなく抑えて極めきるという強さを持っている。
そんなキャリア8連勝を狙うヘビー級のモウリーに対し、ウェルター級のアビブ・ゴザリはデビュー以来の連勝を6に伸ばすためにローガン・ニールと戦う。
イスラエルMMA界のパイオニアであるハキムを父の持つゴザリは、キャリア2戦目の相手とプロテクト気味のマッチアップだけに、ここはしっかりとフィニッシュが望まれる。
■視聴方法(予定)
10月16日(金・日本時間)
午前8時15分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時00分~DAZN
■ Bellator249「Cyborg vs Blencowe」対戦カード
<Bellator世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]クリス・サイボーグ(ブラジル)
[挑戦者] アーリーン・ブレンコウ(豪州)
<ライト級/5分3R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
ジャリール・ウィリス(米国)
<バンタム級/5分3R>
リッキー・バンデハス(米国)
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド(米国)
マンデル・ネーロ(カナダ)
<ヘビー級/5分3R>
ショーン・ティード(米国)
スティーブ・モウリー(米国)
<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・クレア(米国)
アンドリュー・キャペル(米国)
<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー(米国)
ケムラン・ラチノフ(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
クリスチャン・エドワーズ(米国)
ハムザ・サリーム(米国)
<140ポンド契約/5分3R>
デイモン・ブラックシェアー(米国)
マイク・キンベル(米国)
<ウェルター級/5分3R>
アビブ・ゴザリ(イスラエル)
ローガン・ニール(米国)
<ウェルター級/5分3R>
アルバート・ゴンザレス(米国)
キャストリット・ジェマ(米国)