【KIT01】ハイサム・リダをスイープで下したイゴール・タナベ「2人で強くなって世界で結果を残したい」
<黒帯無差別級/8分1R>
イゴール・タナベ(IGLOO BJJ)
Def.ExR1分37秒2-0 by Sweep
リダ・ハイサム(CARPE DIEM)
まずは立ちの展開となり、30秒でイゴールが引き込む。離れたハイサムの足をすくいフックスイープ気味に崩し、そのまま左足を掴む。襟を取ったハイサムが足を掴むと、立ち上がったイゴールが足を引き抜いて座る。右足を取り、回転しつつ立ち上がって上を取ったイゴール。続くパス狙いにハイサムがスイープを合わせて上を取り返す。
ここでパローが掛かり、試合は中央で再開される。座った状態で襟を取りつつ、帯を掴んでデラヒーバをセットしようとするイゴールだが、ハイサムが足を引き抜く。ハーフを取ったイゴールが、下から煽って送り出しハイサムの左足を取る。取られた足を押し込み、帯からラペラを取ったイゴールがデラヒーバから回転しベリンボロへ。足を掴むハイサム、イゴールは後方回転でリバーサルを狙うも、ハイサムが起き上って許さない。
イゴールはラペラを再び取って、差し込んだ右足に絡めて立ち上がる。ハイサムのシングルを反転して潰したイゴールが足を抜きかかるが、ハイサムも許さない。そのまま上を取ったイゴール、ココでパローが掛かる。両者が道着を直して再開、すぐにハイサムが立ち上がる。延長を考えてか、2人とも立ち大きな動きのないまま残り20秒でイゴールが引き込み本戦が終了した。
延長戦、互いにヒザに掌を置いて様子見の状態が続く。30秒が過ぎダブルレッグを仕掛けたイゴール、場外となり中央に仕切り直しに。イゴールが引き込んでスイープを狙い、ここからからクローズドを取る。ハイサムが立ち上がって持ち上げようとするが、イゴールは背中をつけてデラヒーバガード、手を後方についたハイサムが立ち上がると同時にイゴールも続き、デラヒーバでフックしていた左足を引く。右足を前方に送られたハイサムがバランスを崩し、同時に右手で右肩を押したイゴールが背中をつかせてスイープを決める。日本最強対決をイゴールが制した。
「本当に嬉しいです。極めるのが僕の目的だったんですけど、ハイサム選手は凄く強くて極め切れなくて。でも延長で勝てて凄く嬉しいです。まだ2週間後に試合があってハイサム選手も倍の力で帰ってくると思うので、それに負けないように僕も練習を頑張ります。これから2人で強くなって世界に出て結果を残したいです。クインテットで勝てるよう頑張ります。ノーギは昔に比べたらできるようになりバトルハザードやGTFでも結果を残せたので、自信はあります。勝ち続けられるよう頑張っていきます」とイゴールは話した。