【Brave CF43】アブドゥルコザエフがダボージに判定勝ち。TDまで抜群、そこからの動きが欲しかった
<フェザー級/5分3R>
アンゾル・アブドゥルコザエフ(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ソハイル・ダボージ(イラン)
イランのボクシング、サンボのナショナルチームという肩書を持つと紹介されたダボージ。対するはチェチェンの虎の穴=アフメット・ファイトクラブ所属のアブドゥルコザエフだ。鋭い右ミドルからロー、左ミドルを蹴ったダボージ。再びミドルを蹴ったダボージのダブルレッグをノーアームギロチンで捕えたアブドゥルコザエフは、外してダブルレッグへ。一度は切ったダボージだったが、2度目のトライでテイクダウンを許す。
ボディから顔面にパンチを落とすアブドゥルコザエフに対し、ダボージがクローズドガードを取り動きが少ないまま時間が過ぎる。立ちあがり、足を捌いていくアブドゥルコザエフが右で殴りながらサイドへ。ダボージが足を戻すと、アブドゥルコザエフは立ち上がりローを蹴り、再び足を越えてパス。サイドで抑えるアブドゥルコザエフだが、ダボージが手首を掴みパンチを打ち込むことはできなかった。
2R、圧力をかけるアブドゥルコザエフは、前蹴りを顔面に受けそうになるが蹴り足を掴んでテイクダウンへ。ボディロックテイクダウンを耐えたダボージだが、直後に蹴り足を掴まれダブルレッグで倒される。アブドゥルコザエフはサイドで抑え、足を一本戻されてもレッグドラッグ気味に抑えてダボージが腰を切れないように抑える。ダボージが足を戻す立ち上がったアブドゥルコザエフだが、すぐにガードの中に収める。左足を抜いて腿の上に座るようにアブドゥルコザエフが抑えるも、レフェリーがブレイクを命じる。最後のスタンドの展開で、ダブルレッグでケージに押し込まれたダボージがヒザ蹴りを突き上げラウンドが終わった。
最終回、右オーバーハンド、右ミドル、さらに右ローから組んでいったダボージ。切ったアブドゥルコザエフが逆にダブルを狙うも、ヒザにボディを受ける。これが効いたか、強引な組みを見せたアブドゥルコザエフは、引き込むように下になりガードを取る。
シングルから立ち上がったアブドゥルコザエフは右を見せてダブル、シングルからボディロックでバックを狙うが、反応されるとここでも引き込んでしまう。クローズドで動きが止まり、残り2分強でブレイクが掛かる。スタンドで再開となると、蹴り足を掴んだアブドゥルコザエフが即テイクダウンに成功する。今度は、アブドゥルコザエフがガードの中に収まる。残り25秒になり立ち上がったアブドゥルコザエフがパンチを落としつつパスを狙う。ダボージが足をきかせてタイムアップに。
テイクダウン後の動きがなくなった試合は、アブドゥルコザエフが3-0で判定勝ちした。