【Brave CF43】ウェルター級王者アルシラウィ、力不足セイダンに判定勝ちし2階級制覇へGO!!
＜ミドル級／5分3R＞
ジャラ・フセイン・アルシラウィ（ヨルダン）
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
メルヴィン・ヴァン・セイダン（オランダ）
ミドル級制覇を狙うウェルター級王者アルシラウィが、慎重な立ち上がりのなかで右ローを蹴る。セイダンもローを2発返し、右ハイをかわす。ローをキャッチしたアルシラウィは、軸足を払ってテイクダウン。足回し、蹴り上げを見せるセイダンに対し、アルシラウィは寝技にはいかずスタンドで待ち受ける。レフェリーがブレイクを命じて、試合は立ち技へ。
バタついた打撃のセイダンに対し、アルシラウィが右ストレートを伸ばす。左ハイを見せ、再びローをキャッチしたアルシラウィはセイダンの突進をかわして間合を取り直す。スイッチして左ミドルを蹴ったアルシラウィは、オーソに戻しても左の蹴りを多用する。さらにアルシラウィは右ボディを打ち込み、圧力を高める。セイダンのテイクダウン狙いは簡単に切られ、ケージの前を回って初回が終わった。
2R、アルシラウィが鋭い右ローを入れ、左ジャブから右ストレートをヒットさせる。セイダンも右を返すが、左フックを被弾しケージ際に下がる。セイダンはローをキャッチして中央を取り直したが、ワンツーを受けて後退。アルシラウィは左ジャブ、左ミドルを蹴るとテイクダウン狙いを切る。引き込んだセイダンは、パウンドに来たアルシラウィに外ヒール。体を反転させて無力化したアルシラウィがマウントを奪取する。パンチに背中を見せたセイダンだが、アルシラウィは自らスタンドに戻る。
ミドル級のテストマッチ、右ミドルをキャッチして右フックを2発入れたアルシラウィは、左ハイも右ハイを受けて初めて下がる。組んだセイダンに対し、体を入れ替えたアルシラウィが離れて右アッパー、シングルレッグを切り逆にボディロックへ。セイダンはここでも引き込み、アルシラウィは足を捌いてパウンド、すぐに離れて2Rも終わった。
最終回、アルシラウィが右前蹴りでセイダンの顔を狙い、左ハイをガードの上から蹴る。思い切り右オーバーハンドを振るうセイダンだが、視線は前を向いていない。左フックを入れたアルシラウィの右ハイは空振りに。さらにワンツーを当て、左ローへ。足払いの形になり、セイダンが引き込む。立ったままでパンチの機会を伺うアルシラウィが、足を捌いてパウンドへ。ケージに詰まったセイダンのヒザ十字を潰したアルシラウィは頭を抱え、背中をつけたセイダンにパウンドを落とす。
試し切り感があり過ぎるファイトは、セイダンのヒザ十字を潰して鉄槌を落としたアルシラウィが、マウントを取りパウンドを落としてバックに移行したところで時間に。当然のように判定勝ちを収めたアルシラウィだが、この試合内容ならアブドゥル・アブラギモフのチャレンジの方が見たいと感じさせた。
