【Grachan45】デビュー20周年の小谷直之、盤石の試合運びで植田豊から完封判定勝ち
【写真】盤石の試合展開で勝利の小谷は、「今年でプロデビューから20年。コロナなので、来年──グラチャンの横須賀大会で20周年記念大会をお願いします」と話した (C)MMAPLANET
20日(日)、東京都大田区の産業プラザPIOでGrachan45が開催された。ここではセミの小谷直之✖植田豊戦の模様を振り返りたい。
<ライト級/5分2R>
小谷直之(日本)
Def.3-0
植田豊(日本)
サウスポー同士、小谷がまず右ローを蹴る。接近戦から組んだ植田が小谷をケージに押し込む。左腕を差しあげて体を入れ替えた小谷は、ボディロックに頭を抱えに来た植田に右のパンチを入れる。
小外で倒した小谷が、起き上ろうとした植田のバックを取る。ケージもたれて逃れようとした植田の正面に回り、マウントのように座った小谷は右足を挟んで固定し、パンチを打っていく。
左ヒザをついても立ち上がることができない植田だったが、やがてダブルアンダーフックにとりポジションを入れ替えつつスタンドへ。小谷が払い腰に耐えたところで初回が終わった。
2R、打撃戦から近づいた両者、胸を合わせると植田の投げを耐えた小谷が左腕を差してケージに押し込んでいく。態勢を入れ替えようとした植田の動きを潰した小谷が小外掛けを決める。
ハーフから潜りを潰された植田だが、右腕を差して体を起こしてスイープを狙う。小谷は立ち上がって離れ、パンチの交換のあとでダブルレッグでテイクダウンを決める。
ここでも植田をハーフからリバーサルを狙うが、抑えられて背中をマットにつける。小谷はエルボーを落とし、左のパンチを入れると植田は背中を向けそうになる。必死で上を向いた植田だが時間となり、落胆した表情で小谷のウィナーコールを聞いた。