【ONE111 A New Breed】止めないレフェリー、仕留めないヨッカイカー。シールドが生き地獄のTKO負け
【写真】普通なら、この展開ではレフェリーがストップしているものだが……(C)ONE
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
Def.3R1分21秒 by TKO
アレックス・シールド(米国)
まず左ハイを見せたヨッカイカー。続いてローを蹴る。シールドは右ハイを空振りしてすぐに立ち上がるが、バランスを崩し気味だ。シールドは圧力を受け、シングルレッグも切られる。
スクランブルからバックに回ったシールドが、バックを取ってグラウンドに持ち込むと両足をフックする。ワンフックに切り替えたシールドが、再び両足フックへ。
立ち上がったヨッカイカーが前転も、バックを取られる状態が続く。四の字フックのシールドに対し、ヨッカイカーが胸を合わせてトップを取る。腕十字を察したヨッカイカーはスタンドに戻り、左ローを走らせる。
ワンツーから組んだヨッカイカーは、離れて左ロー。続く左フックにダブルレッグを狙ったシールドだが、ヨッカイカーはワキを差して倒れない。コーナーにシールドを追い込むと、ヨッカイカーが左を当てダウンを奪い初回をリードした。
2R、左ローから左を伸ばすヨッカイカー。パンチを怖がるようなテイクダウン狙いから引き込んだシールドは、スクランブルからクローズドへ。
スタンドに戻ったヨッカイカーは、左ローからワンツーを受けて寝転んだシールド、寝技に付き合わないヨッカイカーを見て、レフェリーが立たせる。倒れても立たされるシールドは、コーナーに詰められ組んで引き込む。
離れたヨッカイカーが左ミドルハイ、左ストレートからローを蹴る。左ロー、左ハイでダウンを奪ったヨッカイカーは、ここもスタンドで待ち受ける。
ローで倒れたシールドは、ガードを取るがスタンドに戻される。ローで倒れて、立たされるという地獄のような時が続くシールドは何度倒れても立たされる。MMAのレフェリングになっていないが、ローを蹴られたダウンをしても、立たされ続けるシールド──MMAとしてはあり得ない展開となった。
最終回、ローから左ハイをいれるヨッカイカーは、パンチを見せてローを蹴る。シールドはダブルレッグから引き込んでヒール狙いも、足を抜いたヨッカイカーがスタンドに戻り、ここも左ロー。
倒れたシールドに、立ったままローを続けたヨッカイカーを見てようやくレフェリーが止めた。