【UFC252】これで27-30まで出るのか……突き放し適格に攻撃入れたヨーダが、ソウザに判定負け……
【写真】ミドルやジャブでリードし、落とされてもバック奪取など試合をコントロールしていたように見えたヨーダだったが……(C)Zuffa/UFC
<女子ストロー級/5分3R>
ヘナタ・ソウザ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
アシュリー・ヨーダ(米国)
長身、リーチで優るヨーダがサウスポースタンスで構え、ソウザの右ローをキャッチしてバックに回る。乗りすぎて前方に落とされたヨーダがクローズドへ。ソウザはガードのなかでパンチを入れ、立ち上がると足を払って勢いよくパウンドを打っていく。スペースができたことで立ち上がったヨーダは右を被弾し、ダブルレッグをかわされる。それでも左ミドルから、ジャブを伸ばすヨーダに対し、ソウザが右ローを蹴る。ヨーダが前蹴りで突き放し、ロングのオーバーハンド狙いのソウザの腹を左ミドルで蹴っていく。
テイクダウン狙いも逆にケージに押し込まれたソウザは、シングルをウィザーで耐える状況で右のパンチを受ける。離れてからも前蹴り、ミドルを蹴ったヨーダがソウザのダブルレッグを切り、バックを取って殴り時間となった。
2R、ボディストレートを伸ばすソウザが左ストレートを被弾し、ミドルを蹴られる。リーチの差にソウザは踏み込んで右を当て組んでいく。左を差してケージにソウザを押し込んだヨーダはヒザを打ち合い、離れたソウザが右ローを蹴る。インサイドのカーフを続けるソウザはそこに左を合わされ、ケージに押し込まれる。
体を入れ替えた離れたソウザに対し、ヨーダが右前蹴り。ソウザは右オーバーハンドを繰り出す。終盤、組んだ直後にバックに回り背中に乗ったヨーダが、落とされてスクランブルへ。ソウザのシングルを切りラウンドが終わった。
最終回、鋭い右インサイドカーフを繰り出すソウザは、ワンツーを被弾して下がる。組んでケージにヨーダを押し込みボディロックテイクダウン狙いのソウザ、ウィザーで耐えたヨーダをケージに押し込む。間合いを取り直すと、左から左ミドルを入れたヨーダが右ジャブ。ソウザのカーフにも左ストレートを当てる。さらにワンツー、左ストレートをヒットさせたヨーダは、急所に攻撃を受けて試合が中断する。
再開後、パンチを出して離れるヨーダに対し、ソウザが右カーフを蹴り込む。ならばと左ミドルを返したヨーダが、左ストレートを伸ばしオーバーハンドの距離では前蹴りを顔面に届かせる。攻撃手段が右ハーフだけになったソウザは、最後に組んで首投げを決める。ヘッドロックに対し、バックを取りに行ったヨーダ──ここで時間となり、判定はなんとジャッジ3人ともソウザを支持した。
30-27を付けたジャッジもおり、前進すれば──捌いて的確に攻撃を入れた選手を上回るという不可解な判定だ。