【LFA190】キャリア再構築のアシュリー・ヨーダーが、パウロを完全支配でフルマークの判定勝ち
<女子ストロー級/5分3R>
アシュリー・ヨーダー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
グロリア・ジ・パウラ(ブラジル)
サウスポーのヨーダーが、まず前蹴りを繰り出す。パウラはワンツーで前に出て、離れて右ミドルを蹴る。下がってカウンターの右を狙ったヨーダーが、左ハイを狙う。リードフックを被弾したヨーダーが、シングルレッグから組んで首相撲に。ヒザをボディに入れるヨーダーは、ボディロックから小外刈りでテイクダウンを決める。クローズドガードのパウラが腰を切ると、腕十字を察知したヨーダーは足を払ってパスを狙う。
スクランブルでバックを制したヨーダーは、引き込んだパウロをマウントへ。パウラは背中を見せ、バックを制したヨーダーが腹ばいになりパンチを落とす。背中を伸ばせつつ、絞めをセットしに掛かったヨーダーがパンチに切り替えて、初回を取った。
2R、パウラはジャブを伸ばすが、ダブルの左ジャブで距離を詰めたヨーダーが組んでボディロックに。初回の小外に続き、今度は大内刈りでテイクダウンを決める。ハーフで抑え、パウラの潜りには正対して再びハーフに収まったヨーダーがエルボーを落とす。続いて立ち上がり、パス狙いに切り替えると背中を見せたパウラのバックへ。
ここも引き込んだパウラのバックを取ったヨーダーはボディトライアングルでパウラを捕えると、パンチを後方から打ち首を狙う。パウラは手首を掴んで防御するが、胸を合わせることはできない。残り20秒で腕十字に切り替えたヨーダーだが、パウラが胴を跨ぎに来て防ぎ時間に。
最終回、ステップインから右ボディストレート、さらに右を当てたパウラだが、ヨーダーが組んでケージに押し込む。ヨーダーの払い腰を通してバックを伺ったパウラだが、ヨーダーはすり抜けるように、前方にパウラを崩してガードの中に。気持ちが折れたが、一瞬にしてパスを許したパウラは、マウントを許し背中を預ける。半身のパウラにパンチを連打し背中を伸ばしたヨーダー。すぐに亀になるパウラが腰を上げて立ち上がる。
ヒザをつき、寝技に持ち込まれたパウラを後方から殴るヨーダーは残り15秒でRNCをセットする。タップの準備をするように見えたパウラが何とか時間まで耐えきったが、当然判定で勝ち目がなく──ヨーダーがフルマークの判定勝ちで、仕切り直しのLFA初勝利を手にした。