＜ライト級／5分3R＞
バイザット・ハトホク（ロシア）
Def.3R2分32秒by腕十字
アダム・アリエフ（ロシア）

2017年にソチで開催された世界サンボ選手権、コンバットサンボ74キロ級準優勝のハトホクはその前年にタイで田村ヒビキに敗れた、パンクラス・ベテランだ。そのハトホクが右ローを連続でいれ、アリエフが姿勢を乱す。アリエフの後ろ回し蹴りは届かず、右ハイもハトホクの頭の上を越えていく。アリエフが組んでいくと、ハトホクは内股のフェイクからビクトル投げへ。足を取らせず離れたアリエフはボディにカカト落としを見舞う。アリエフの左の蹴りが、ガードを取るハトホクの急所に入り試合は中断。再開後、アリエフが右から左ミドルを蹴っていく。

ハトホクもローの蹴り終わり右を放ち、後ろ回し蹴りをかわすと左ミドルを蹴り込む。アリエフの跳び蹴りは届かず、逆に左ボディストレートを入れたハトホクが切れの良い左ハイを見せた。

2R、強烈な左インサイドローを蹴ったハトホク。アリエフは痛みが顔を出てしまう。その後スイッチする場面も見られたアリエフに対し、カトホクが内回し蹴りを繰り出す。アリエフも右カーフを蹴るが、ハトホクが左ミドルからパンチを纏める。左ストレート、左ミドルと適格な攻撃を続けるハトホクは、右フックを打ち込み左ローへ。たまらず組みを選択したアリエフをボディロック&小外掛けで倒したハトホクが、ガードの中に。アリエフは下から頭部にエルボーを打ちつけ、ハトホクも左エルボーを落とす。腕十字を防ぎ腰をコントロールするハトホクが、トップのままラウンド終了を迎えた。

最終回、左ローを蹴られたアリエフが突進しダブルレッグ、逆にハトホクがケージに押し返す。アリエフは再び体を入れ替え、シングルでヒザつかせスクランブルでバックに回る。後方へテイクダウン狙いを潰して一瞬マウントに入ったハトホクは、すぐに上体を起こしてスクランブルに持ちこもうとしたアリエフを潰し、逆にバックに回る。両足をフックしパンチを入れるハトホクが、アリエフが上を向きかけると腕十字へ。ハトホクは足をすくって、アリエフを完全に上を向かせ──左腕を伸ばしタップを奪った。

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