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【ACA108】圧力満点のショフハロフ、ブテンコの右アッパーで倒されマウントパンチに下る

<ウェルター級/5分3R>
アレクサンドル・ブテンコ(ウクライナ)
Def.2R2分57秒by TKO
ラスル・ショフハロフ(ロシア)

キャリア48勝16敗、元M-1ライト級王者で12年のキャリアを持つブテンコに対し、ショフハロフが開始直後に左ハイを見せ、右ローを蹴り込む。スイッチしたショフハロフに対し、ブテンコも右ハイを繰り出す。ライト級から階級を上げてなお、ウェルター級としても大きなブテンコが右フックを振るう。ジャブを当て、右フックを返したショフハロフが左ミドルを蹴り込む。

直後にブテンコはダブルレッグを決め、スクランブルでバックに回る。スラムし肩からショフハロフを落としたブテンコは、そのままスタンドでもバックをキープする。前転して逃げようとしたショフハロフだが、ブテンコは背中を取った状態を続ける。2度目の前転からのスクランブルで胸を合わせることに成功したショフハロフだが、ケージに押し込まれた状態から逃れることができない。細かいパンチや掌底を見せるショフハロフに対し、ブテンコはシングルレッグからレッグリフトもテイクダウンは奪えないまま、最後の10秒で態勢を入れ替えられた。

2R、ライト級時代は20キロの減量でスタミナ不足が著しかったブテンコだが、ウェルター級転向で課題をクリアできているのか。右ローに右を合わせたブテンコは、ショフハロフのボディに間合を取り直す。打撃の勢いではショフハロフに分があるなか、ブテンコが右アッパーを入れる。ワンツー、ヒザと勢いを増すブテンコだったが、右オーバーハンドを被弾する。それでも振りの大きな右を見切るようになったブテンコ、自らのダブルレッグは切られてしまう。間合いを取り直しつつ、息を整えるブテンコは続くテイクダウン狙いも失敗する。

パンチの勢いを増すショフハロフだが、右アッパーを受けてダウン。すかさずマウントを取ったブテンコが左右のパンチ、ダブルパンチまで見せTKO勝ちを決めた。


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