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【UFC ESPN10】怒涛の162秒──パンチ、蹴り、ヒザ、そしてRNCでアガポワがサイファースに圧勝

<女子フライ級/5分5R>
マリヤ・アガポワ(カザフスタン)
Def.1R2分42 秒by RNC
ハナ・サイファース(米国)

2週間前にマッケンジー・ダーンのヒザ十字に屈したばかりのサイファースが、コンテンダーシリーズからInvicta FCを経てオクタゴン初陣を迎えたアガポワと対戦する。リーチに優るアガポワが、左を当てた打撃戦を攻勢に進める。ショートディスタンスでの打撃が得意なサーファースだが、その距離で打ち負け思わず組みつく。ここでもヒザを受けたサイファースに対し、アガポワはサウスポーから鋭い左フック、さらにエルボーを入れ離れたサイファースにヒザを突き刺す。

さらに左ミドルからパンチを連打するアガポワは、組まれて一旦息を整えると離れて左ストレートの直後に左ハイでダウンを奪う。立ち上がって必至にパンチを振るサイファースだが、アガポワは首相撲でヒザをいれ、崩してバックへ。そのままスタンドでRNCを仕掛けると、両足をフックして後方に倒れると同時にタップを奪った。

「凄くハッピー、コンテンダーシリーズで負けてから国に帰らず米国に留まったの。人生の全ての夢が叶ったわ」と興奮した様子で話すアガポワは次の対戦相手にシェイナ・ドブソンを指名した。


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