【UFC ESPN10】テイクダウン→コントロール地獄、必死にしのいだロペスだがデヴァリシビリに完敗
<140ポンド契約/5分3R>
マラブ・デヴァリシビリ(米国)
Def.3-0:30-25.30-26.30-26
グスタボ・ロペス(米国)
レイ・ボーグの代役で急遽出場が決まったCombat Americaバンタム級王者のロペス。まずカーフキックを蹴ったロペスに対し、デヴァリシビリが痛そうな顔を見せる。そのデヴァリシビリは右を振るってシングルレッグから、バックに回る。胸を合わせることができず後方からパンチを受けたロペスが正対すると、デヴァリシビリは離れる。デヴァリシビリは遠い距離からオーバーハンドやスピニングバックフィストを見せるが、ロペスは反応して笑顔を浮かべる。
デヴァリシビリの右ハイをブロックしたロペスが前に出て、パンチを強振しバランスを崩す場面も。デヴァリシビリは右を当て組みついてバック、テイクダウンを決める。向き合ったロペスだが、肩に担がれてスラムされガードへ。腰を上げたデヴァリシビリがパウンドを打ち込むと、ロペスは潜ってリバーサルを狙う。離れたデヴァリシビリがダブルレッグ、ロペスはギロチンを防がれ背中をマットにつかされる。バタフライガードも潰されたロペスは、ボディに重いパンチを落とされデヴァリシビリがパウンドを纏める形で初回を戦い終えた。
2R、デヴァリシビリが大きくサークリングを使い、追いかけてきたロペスに対し左ハイから右フックを振るう。ロペスも負けじと前に出るが、間合を外したデヴァリシビリが後ろ回し蹴りを狙う。さらにテイクダウン狙いから左を当て、次の動きはニータップでテイクダウンとデヴァリシビリがロペスを翻弄する。デヴァリシビリはパスを決め、サイドで抑えたロペスを削っていく。
ヒザをボディに入れ、スカーフホールドを極めに掛ったデヴァリシビリ。ここからアームロック、アームバーに移行して右腕を狙う。腕を抜いて立ち上がったロペスだが、ダブルで倒されギロチンも不発に。それでも続くテイクダウン狙いにタイトなギロチンを見せたロペスは、頭を抜かれた直後に蹴り足を掴まれ足払いで倒される。立ち上がり際に背中を取ったデヴァリシビリが、倒してマウントに入ったところでラウンド終了となった。
最終回、デヴァリシビリが右を当て、組みつつパンチを続ける。右オーバーハンドから、腕を首に巻き込むようにテイクダウンを決めたデヴァリシビリが、ガードを取ったロペスにパンチを落とす。ロペスのキムラはパスで無効化され、逆にクラッチを軸に頭をステップオーバーしたデヴァリシビリが思い切り鉄槌を落として立ち上がる。
すぐにテイクダウンを決めたデヴァリシビリが、マウントからバックマウントへ。乗り過ぎてバックから離れたデヴァリシビリは、スクランブルでもギロチンを防いでもう一度上を取り切る。鉄槌を入れ、ボディと顔面を殴るデヴァリシビリに対し、ロペスは立ち上がろうとしては潰される。デヴァリシビリは再びマウントからバックグラブに移行し、腕を取りにいく。察知し尻を抜いて立ち上がったロペスは、即ダブルレッグの餌食に。最後は蹴り上げを狙ったロペスだが、デヴァリシビリは15分間ドミネイトし大差の判定勝ちを手にした。