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【UFN168】計量終了 佐藤天、対戦相手の欠場で試合が飛ぶ。ローマのムエタイは、体格差を凌駕できるか?

21日(金・現地時間)、23日(日・同)にニュージーランドはオークランドのスパーク・アリーナ開催されるUFN168:UFN on ESPN+26「Felder vs Hooker」の本計量が行われた。

佐藤天は170ポンドでパスしたが、対戦相手のマキ・ピトロは減量中に体調不良に陥りドクターストップで試合はキャンセルされてしまった。


無念さをSNS等で公表していた佐藤は、MMAPLANETに「次の試合では体重を落とさせてすぐにアイツとやらせてほしいと伝えていたのですが、もうウェルター級は無理。ミドル級にするとか言っているそうです。本当に腹が立ってしょうがないです」と胸のうちを吐露してくれた。

22日(土・同)のセレモニアル・フェイスオフに佐藤が登壇することはなかったニュージーランド大会、ピトロ以外の選手に計量失敗はおらず12試合が行われる。

今回はアジア太平洋枠的な大会で、女子では中国のイェン・シャオナンが元タイトルコンテンダーのカロリーナ・コバケビッチと対戦。大きな声援を受けたコバケビッチは、シャイな印象から脱却したようにポーランドの旗を掲げて、笑顔で登壇した。シャオナンは広背筋の充実振りなど、フィジカルが強化されていることがうかがえるボディを披露した。

またタイのローマ・ルックンブンミーもオクタゴン2戦目で、INVICTAを制したアンジェラ・ヒルとの試合が組まれた。計量での体重は似通っていたとしても、セレモニアル・フェイスオフでは、すでに大きさ、体つきは違っており──本番では相当なフィジカルの差が彼女の前に立ちはだかりそうだ。そんなハンデキャップマッチで、ローマのムエタイがどこまで通じるのか──レスリングでも、ボクシングでも、柔術でもなく、ムエタイだからこそ楽しみだ。

メインでポール・フェルダーと戦うダン・フッカーに、この日一番の声援が送られ体重計の上で満面の笑みを浮かべる。ステアダウンでは一転して厳しい表情で、左の拳を差しだし合い、オデコをつけてフェルダーと向きったフッカーは「もう準備はできている」と言ってから、恐らくはマオリ語で何やら話し首を勝っ切ってやるポーズを見せた。

一方、フェルダーは「どんな風に話しても構わない。皆が彼を応援することも。ただし、俺はヤツとぶちのめして米国に戻ることを約束する」とオークランドのファンを挑発し、ステージを後にした。


           
■ UFN169計量結果

<ライト級/5分5R>
ポール・フェルダー: 155.5ポンド(70.53キロ)
ダン・フッカー: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート: 206ポンド(93.44キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ: 115.5ポンド(52.38キロ)
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルコ・ジェリオ・デ・リマ: 257ポンド(116.57キロ)
ベン・ソソリ: 264 ポンド(119.74キロ)

<ライト級/5分3R>
マゴメド・ムスタファエフ: 156ポンド(70.76キロ)
ブラッド・リデル: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ: 145ポンド(65.77キロ)
ケヴィン・アギラー: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジョシュア・クリバオ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
エミル・ミーク: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カラン・ポッター: 170.5ポンド(77.34キロ)
ソン・ケナン: 171ポンド(77.56キロ)

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス: 125.5ポンド(56.92キロ)
タイソン・ナム(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115ポンド(52.16キロ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天: 170ポンド(77.11キロ)
マキ・ピトロ: ──ポンド(──キロ)

<女子フライ級/5分3R>
シェイナ・ドブソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
プリシーナ・カショエイラ: 126ポンド(57.15キロ)

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