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【ONE108】ノンストップこよみ。キム・ジェウンをTDとパンチで攻め続けて最終Rにパウンドアウト

Koyomi【写真】積極的な仕掛けと、様子見。力を使うところ、抜くところ。松嶋の勝利にはセコンドを務めた北岡の指示なくして実現したなかっただろう(C)MMAPLANET

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
Def.3R0分24秒 by TKO
キム・ジェウン(韓国)

開始早々飛び出したキム・ジェウンに対し、松嶋も距離を詰める。互いにローを放ちながら、松嶋は組み付いて首投げで豪快にテイクダウンに成功する。キム・ジェウンはすぐにダブルレッグで繰り返し、松嶋もこれをカットしてガブる。立ち上がって松嶋の小外掛けを潰したキム・ジェウンはバックを狙うが、松嶋は右手を取って襷にとられないよう対処しつつ立ち上がって離れる。ここから松嶋はパンチを繰り出し、さらにダブルレッグを仕掛けてコーナー際でキム・ジェウンに尻もちをつかせる。

コーナー際で体を反転しながら立ち上がろうとするキム・ジェウン。松嶋がグラウンドに戻そうとすると、ロープを掴む。さらに相手が離れてもすぐにダブルを狙う松嶋は、ロープを掴もうとする相手をリフトアップし、マットに叩きつけてトップを奪う。

対するキム・ジェウンは倒されてもすぐに立ち上がり、ヒザを狙っていく。試合はスタンドに戻ると、距離が近くになった松嶋の顔面をキム・ジェウンの右が捉える。セコンドの指示で距離を取り戻した松嶋だが、キム・ジェウンが得意の左ボディから前にでる。ここで松嶋は、弱気になることなく間合いを取り直し、サイドキック。キム・ジェウンが入ってくると左フック、さらに右を合わせる。終了間際には、松嶋の右ローでキム・ジェウンの左足が流れ始めた。

2R、ここも前に出るキム・ジェウン。松嶋は低い体勢から右ストレートを当てる。さらにパンチで下がらせた松嶋だが、組み際に左ハイを被弾しそうになる。しかしながらが、次の局面で松嶋はキム・ジェウンが出てきたところにダブルを合わせて尻もちをつかせる。スクランブルからキム・ジェウンのバックに回った松嶋がが、顔面にヒザを突き上げる。

離れたキム・ジェウンも左を入れ、首を取りに来た松嶋のバックに回る。自ら離れて打撃で松嶋を追い込もうとしたキム・ジェウンだったが、一旦離れた松嶋は右フックでキム・ジェウンからダウンを奪う。

すぐさまパンチと鉄槌をキム・ジェウンの顔面に連打する松嶋。勢いのあるパンチを落とした松嶋は、打ち疲れたか一旦息を整える。ここでキム・ジェウンは蹴り上げからスタンドへ戻り強烈な勢いのあるハイキックを繰り出す。直後に松嶋はダブルレッグダイブも、キム・ジェウンはアナコンダで迎え撃つ。凌いだ松嶋は立ち上がり、打撃の交錯から組み付いて、相手をロープに押し込みにかかるも、やや気持ち的に圧されているようにも見えた。

最終回、前に出てきたキム・ジェウンに右を当てる松嶋。グラついたキム・ジェウンに、さらに右を当ててダウンを奪い、そのままパンチを連打するとキム・ジェウンの動きが止まり、レフェリーが試合をストップした。

2Rにパンチを効かせたことが、最終回の勝利を呼び込んだ松嶋だが、そこは劣勢になったときに精神的に耐えきったことが大きな要因となっている。


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