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【Shooto2020#03】斎藤裕がキックと組みの融合、進化したダッチMMAの象徴ヴァンヘルフォートと防衛戦

Shooto【写真】ヴァンヘルフォートはここからリカバリーする。これは怖い(C)MMAPLANET

19日(日)、Sustainより3月29日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦で修斗世界フェザー級選手権試合=チャンピオン斎藤裕✖挑戦者デュアン・ヴァンヘルフォートが組まれることが発表されている。

斎藤にとっては2017年4月に宇野薫に勝利して以来、2度目の王座防衛戦となる。


その宇野、そして斎藤が一昨年5月に判定勝ちを収めているリオン武を修斗のケージで連破したヴァンヘルフォートが挑戦権を手にした。欧州グラップリングの進化を宇野戦で見せたと思わせたヴァンヘルフォートだが、そこはキック大国オランダ人だけあり、リオン戦では遠近両用のヒザ蹴り、そして前蹴りやエルボーを駆使して打撃で勝利している。

斎藤もゼロ距離でのヒザの威力は十分なだけに、組んだ時にヒザ以外のオプション及びバリエーションが勝敗のカギを握ってきそうだ。グラップリングとムエタイの融合、加えて相当の減量とリカバリーが見られるヴァンヘルフォート戦を前に、チャンピオン斎藤は英国のマイク・グランディ、そして昨年5月に同じオランダ勢のアギー・サルダリに競り負けている過去をどうしても思い出さずに入られない。

サルダリもそうだが、ONEで下石康太をグラウンドのヒザ蹴りで破ったピーター・バウシュトにも見られるように、オランダのMMAファイターは日本人の我々が想定していた以上にMMAに必要な組みを身に着け、さらに伝統の打撃をMMAに見事にアレンジした選手が増えてきている。一様に無名、そして強いという厄介な存在になりつつある。

フィリピンのラカイとの交流の裏で、やっかいな存在を掘り起こした2019年の修斗。掘り起こした杭は、自らが打たなければならない。その役目を世界戦で斎藤が担うこととなった。フィジカルの強さと組みを持つヴァンヘルフォートに対し、斎藤はこれまでの鬱憤を晴らすかのように──打撃を効かせてからの先のMMAを見せ、世界レベルの実力を有していることをアピールしてほしい防衛戦だ。

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