【SUPER RIZIN03】絶妙の空間支配と、出させない圧。久保優太が斎藤裕を三日月蹴りで沈める
【写真】もう誰も久保優太の力に疑いを持つことはなくなるだろう(C)RIZIN FF
<フェザー級/5分3R>
久保優太(日本)
Def.2R4分19秒 by TKO
斎藤裕(日本)
サウスポーに構えた久保が左ミドルハイを蹴る。その後ろ足の大きく動かしフェイクで見せると、ミドルハイを狙う。スイッチした斎藤に対し、左ローを蹴った久保が続いてミドルを蹴る。近づくと左ストレートを出す素振りも見せるなど、久保が空間をコントロールすて高いミドルを放つ。
右ストレートが届かなかった斎藤は飛び込んでシングルレッグ。コーナーに押し込む。コーナーバックルを利して倒れなかった久保は、小さないヒザを見せダブルレッグも右腕を差して防ぐ。
斎藤はボディロックを外して、右のパンチを放つ。そのまま胸を合わせたコーナーレスリング 左ミドルに右を合わせた斎藤だが、直後に右のカウンターを被弾してしまう。ステップインに左ミドルを入れた久保は、やや口が開き気味になってきたか。最後の10秒、斎藤の前蹴りに対し久保は2度ミドルハイを放った。
2R、久保の左ミドルと斎藤の左が交錯する。遠目の距離からテイクダウンを見せ、直後に同じ動き出して右を伸ばす。斎藤は左ジャブ、久保はかわして左ミドルを蹴る。斎藤は左ロー、久保は左ミドルハイを肩口に入れる。軌道を変えて三日月を蹴った久保は、右ボディストレートにミドルを蹴っていく。ノーガードで誘う久保は、ミドルより高いハイを蹴る。残り2分、ステップをやや増やした久保は左ミドルを蹴り、ダブルレッグを切るとパンチをスウェイして左を打ち込む。斎藤は手数が減り、入れない展開が続いている。
三日月を2発入れた久保は、テイクダウンを切って圧を掛ける。斎藤は真っすぐ下がってから仕掛けたテイクダウンを切れら、ボディにヒザを受ける。直後にコーナーで三日月を蹴られた斎藤はしゃがみこむ。久保が左から右ヒザを放った刹那、レフェリーが試合を止めた。
「途中まで考えていたんですけど、飛んでしまいました。あぁ、思い出しました。例の名前を出しちゃいけないYouTuberさんと大変なことをしてしまって……K-1王者、Glory王者の名を下げてしまいました。でもRIZINで4連勝して、元チャンピオンに勝ちました。僕って立ち技が天才だったんで、MMAでもこんなに強くなっちゃって。今、RIZINフェザー級ランキングで5位ぐらいになったでしょうか。僕はRIZINフェザー級でチャンピオンになりたいです。近々、タイトルマッチを組んでほしいです。榊原社長、最悪、挑戦者決定戦で良いです。サラちゃん、豪州から戻ってきてくれて。YA-MAN選手もそうだけど、愛の力は強いですね。なんちゃって(笑)」と敗者が救われないマイクを終えた。