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【LFA79】ジョージアから米国へ。アジシュビリがヒューバーを判定で破りデビューからの連勝を12に

<バンタム級/5分3R>
ズヴァイアド・ラジシュビリ(ジョージア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジョシュ・ヒューバー(米国)

24勝10敗のヒューバーと、ジョージアから米国の大学に進みMMAを戦うラジシュビリは11勝0敗のファイターだ。地元のヒューバーに声援が集まるなか、ラジシュビリが左に回る。ヒューバーが左ローを蹴り、ラジシュビリが左ジャブを当てる。ラジシュビリが鋭い左ローを入れ、右ハイもバランスを崩し下になる。ガードの中に入ったヒューバーはボディを殴って立ち上がり、足を捌いてパスを狙う。横三角でパスを防ぐラジシュビリだが、この組み方では絞めは極まらない。頭を抜いたヒューバーはスタンドに戻り、ラジシュビリに左を当てる。しかし、スーパーマンパンチの着地から右フックを振るったヒューバーは左ミドルをキャッチされ、テイクダウンを取られる。

ハファエル・ロバトJrの黒帯ヒューバーに対し、ラジシュビリは鉄槌からパンチを打っていくも、手首を掴まれ思うように殴れない。ガードが割れると足を一本抜いたラジシュビリが起き上り、足を捌きつつパンチを入れる。背中を取り、バックからパンチをまとめたラジシュビリが初回を取った。

2R、一回り体が大きなヒューバーが距離を詰め、ラジシュビリが回りながらパンチを見せるという展開が続く。ヒューバーは右リードフックを入れ、距離を詰める。ここで左フック&左ローを当てると、ラジシュビリは続くローを掴んでテイクダウンからバックへ。立ち上がったヒューバーに対し、自ら尻もちをつき寝技に持ち込んだラジシュビリがスイッチしてトップへ。

ヒューバーはハーフで鉄槌を打ち下ろされ、パスのプレッシャーを受ける。右腕を差してきたヒューバーにエルボーを落とすラジシュビリは、フルガードに戻され腕十字、オモプラッタを防いで腹固めへ。エルボーを連打するラジシュビリは、腕を抜いて引き込んだヒューバーを殴り、スクランブルからケージに押し込む。アッパーを打って離れたラジシュビリ、ヒューバーが右を振るったところでラウンド終了に。

最終回、ヒューバーがワンツー、ラジシュビリがローを蹴る。近い距離でパンチを繰り出すヒューバーだが、それほど威力はない。それでも左フックを当て、右ジャブとヒューバーの攻撃が目立つように。手数が減ったラジシュビリは、右ストレートに左ストレートを合わされ、さらに左を被弾して下がるようになる。

ヒューバーは左に手応えを感じたのか、ストレートやフックを多用し精度も増していく。左アッパーは空振りになったが、ラジシュビリは左を受けて下がる。ヒューバーは蹴りを控え、パンチ勝負で攻勢に。さらにヒザをボディに入れたヒューバーが左ストレートをヒットさせる。と、ここでラジシュビリはヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウン。スクランブルでバックへ。ケージに体を押し込み、背中を許さないヒューバーだが正対したラジシュビリがアンクルピックで尻もちをつかせる。立ち上がり際にバックに回ったラジシュビリは後方からヒザを入れタイムアップを迎えた。

ヒューバーは反撃まで時間が掛り、さらにテイクダウンを許してチャンスをモノにできず判定で敗れた。連勝を12としたラジシュビリがLFAデビューを飾った。


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