【LFA90】ワンテイクダウン、ワンバックテイクでスティールにRNC。ラジシュビリが新バンタム級王者に
【写真】キャリア13連勝、LFAでは2戦目でタイトル戴冠(C)LFA
<LFAバンタム級王座決定戦/5分5R>
ズヴァイアド・ラジシュビリ(ジョージア)
Def.1R3分42秒by RNC
リッキー・スティール(米国)
サウスポーから右ジャブを伸ばすスティールが組みつく。離れ際にフックを振るうラジシュビリが、左ミドルをキャッチしてケージに押しこむ。頭を抱えたスティールは右腕を差してテイクダウンを許さない。
頭を抜いたラジシュビリはボディロックで後方にテイクダウン。スクランブルでバックに回り、RNCを狙いつつパンチを入れる。
左手首を取られつつ、右腕を差し込みながらパンチをワキ腹と顔面に入れるラジシュビリが、アゴの上から絞めを狙う。命綱のように左手首を取り続けるスティールが胸を合わせようと試みる。
と、アゴの上からラジシュビリがRNCへ。後方に倒れこむと、一気にタップを奪った。スティールのゲームを全くさせず、完封勝ちしたラジシュビリはジョージアの国旗を掲げて笑顔を浮かべる。
「コーチなしに僕はここにいることはできなかった。2週間前に足首をケガして、欠場しようかと思ったんだ。でも僕はずっと試合がなかった。リッキーに同じ思いをさせたくなかったし、コーチがプッシュしてくれた。次にいつ5Rを戦えることがあるのか分からないし、5Rも戦ってみたかった。UFCからのコールを待っているけど、その前にP1ビザが必要なんだ」と新チャンピオンは静かに話した。