【LFA90】スピニングバックフィストに、右ストレートを合わせたマイコン・メンドンサが見事なKO勝ち
【写真】見事なタイミングで右ストレートを打ち抜き勝利を手にメンドンサ(C)LFA
<ウェルター級/5分3R>
マイコン・メンドンサ(ブラジル)
Def.2R4分21秒by TKO
デヴィン・スミス(米国)
左ミドルハイを蹴ったメンドンサ。さらに蹴りを続け、左ジャブを伸ばす。リーチでアドバンテージがあるメンドンサは、スミスの右の空振りに続く後ろ回し蹴りをかわす。
左ミドルをキャッチしたスミスが、ここでテイクダウンを決める。ハーフで抑えたスミスは、スイープを防いでトップをキープ。
ブリッジに合わせてマウントを取ったスミスだが、メンドンサも即逆側の足を入れてハーフ、さらにクローズドに戻す。残り半分、スミスが自らスタンドに戻る。打撃の間合いになると、メンドンサが左ミドル、ワンツーでヒザのフェイク、離れたスミスに後ろ回し蹴りを入れる。
スピニングバックエルボーに組みついたスミスが2度目のテイクダウンに成功──もすぐに立ったメンドンサは縦ヒジを思い切り狙う。続いて右ローを蹴り下ろし、左ミドルを入れるなどスミスはスタンドに戻ったのが悔やまれる後半戦となった。
2R、右ストレートから左ミドルのコンビを見せたスミス。さらに左ハイを狙うなど、打撃でメンドンサに対抗する。メンドンサは右ローを入れ、左ミドル。さらにローを続け、ミドルにつなげる。
スイッチしたスミスが左ロングアッパーを繰り出すが、しっかり見たメンドンサが上・中・下の蹴りを続ける。
ローに右を合わせる素振りを見せるスミスは、左ミドルをキャッチしてフックを振るう。間合いを取り直した両者、メンドンサの後ろ回し蹴りが急所に入ったと動きを止めたスミスだが、蹴りはボディに当たっておりレフェリーは試合を止めない。
ここで後方から左フックをメンドンサが打ち込む。驚いた表情を見せたスミスは逆に左ジャブを当てる。バランスを崩したメンドンサは立ち上がって、左ジャブから右ハイへ。これは空振りとなり、スミスは前に出ていく。
メンドンサがローからジャブを当て、右ミドル。スミスは蹴り足をキャッチしてリリースすると、一旦間合を取り直す。
直後にスミスが左フックに続き、右スピニングバックフィストへ。メンドンサは狙いすました右を側頭部に突き刺す。腰砕けになったスミスにパウンドの追撃を入れたメンドンサが見事なKO勝ちを決めた。