【LFA177】計量終了 ラシャドが名付け親のデヴィン・スミスが暫定ウェルター級王座決定戦
23日(金・現地時間)にニューヨーク州ナイアガラフォールスのセナカ・ナイアガラリゾート&カジノでLFA177「Smith vs Magomedov」が開催される。
Text by Manabu Takashima
カナダとの国境、ナイアガラ瀑布で開催される今大会はLFA暫定ウェルター級王座決定戦=デヴィン・スミス×シャミドカン・マゴメドフ、LFA女子フライ級王座決定戦=シャノン・クラーク×タイアニ・ロピスという2階級のタイトル戦が組まれている。
しかし、タイトル戦以外で要注目だったウェルター級ロシア✖ブラジル対決、ミラフザル・アクタモフ×ジエゴ・ビアンチーニ戦は前者が体調不良に陥り計量会場に現れることなくキャンセルとなっている。
メインでウェルター級暫定王座に挑むデヴィン・スミスは、ラシャド・エヴァンズが名付け親──という妙な売りの持ち主。キャリアは10勝3敗で、2019年にコンテンダーシリーズで戦ったが、判定負けを喫している。その後、LFAでキャリアの再構築を図るもBellatorにステップアップを果たすことになるマイコン・メンドサにKO負けを喫した。
その後、3年のブランクを経て昨年9月にLFA167に出場すると、ジョナサン・ピアスマを後ろ回し蹴りで下しファンが選ぶ年間KOアワードを獲得している。
ド派手な復活劇を果たしたスミスに対するマゴメドフはキャリア7勝1敗のダゲスタン・レスラーだ。Eagle FCからLFAに転じて2連勝中のマゴメドフは、LFAの資料によるとレスリングのロシア選手権を2度制しているという。さらにIMMAFに統合される以前のWMMAではアマ世界王者に輝くなど、筋金入りの実力者といえる。
正規王者ジェラルド・ネトとの統一戦からUFCもしくはコンテンダーシリーズに進むのは、どちらになるのか。興味深い暫定王座決定戦だ。
また元UFCファイターのサビナ・マゾがバンタム級に転向したために空位となった女子フライ級王座を賭けてクラークとロピスが対戦する。
カナダ人のクラークにとって、ナイアガラフォールスはホームといっても良い場所だけに、その地の利を生かせるか注目だ。
■視聴方法(予定)
2月24日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass
■LFA177メイン対戦カード
<LFA暫定ウェルター級王座決定戦/5分5R>
デヴィン・スミス(米国)
シャミドカン・マゴメドフ(ロシア)
<LFA女子フライ級王座決定戦/5分5R>
シャノン・クラーク(カナダ)
タイアニ・ロピス(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
ジョー・テイラー(米国)
ガブリエル・チモテュ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
ミラフザル・アクタモフ(ロシア)
ジエゴ・ビアンチーニ(ブラジル)
<女子バンタム級/5分3R>
シアラ・ディンウディー(米国)
ホープ・チェイス(米国)
<ミドル級/5分3R>
リアム・アンダーソン(米国)
モーリス・モリス(米国)