【LFA90】見事なバックコントロール。モー・ミラーがマンド・グティエレスとの新鋭対決でRNC勝利
【写真】組みの強さを打撃にも生かしているミラーが、グティエレスを破りベルトに一歩近づいた(C)LFA
<バンタム級/5分3R>
モー・ミラー(米国)
Def.2R4分26秒by RNC
マンド・グティエレス(米国)
バンタム級の期待のメキシコ系米国人ファイターが、サウスポーの構えから左ローを蹴る。
左ミドルで姿勢を乱しながら、腰を落としスッとバランスを取り直したグティエレスだが、続く前進に右フックを受けて姿勢を乱したようにダウンする。パウンドの追い打ちをかけてきたミラーに倒し、グティエレスはゴゴプラッタへ。ミラーはスラム気味を叩きつけ頭を抜く。グティエレスも立ち上がり、がぶってから離れるがミラーがワンツーをヒットさせる。
グティエレスの前進をいなして組んだミラー。背中を譲ったグティエレスが前転から外ヒールへミラーは体を起こして足を抜いてスタンドへ。
ジャンプして着地直後に軽く左ミドルを入れたグティエレスだったが、直後にボディロックからテイクダウンを許す。ミラーがハーフから肩固めを狙い、技が解けてもクローズドから立ち上がりパウンド、タイムアップとなった。
2R、左ミドルを蹴るグティエレス。ミラーは左サイドキックを繰り出し、右フックを振るう。組みに行ったグティエレスから、逆にトップを取ったミラーな頭を腹につけてオモプラットもしくはゴゴプラッタを潰して上体を起こす。ここでミラーは右エルボーを落とし、パンチを纏める。
クローズドで止まった感のあるグティエレスのワキにパンチを続けたミラーは、背中を見せて立ち上がろうとしたところで両足をフックする。鉄槌を落とし、RNCから肩固めに移行し、トップをキープしたミラーがマウントへ。
残り1分、右エルボーに背中を見せたグティエレスに対し、トラックポジションからRNCを仕掛けたミラーが一本勝ちを手にし、「ゴゴプラッタはタイトだった。柔術も良い練習仲間がいるから凄く自信がある。僕はグランドのビーストだよ。メインの2人の試合を見たことはないけど、勝者と戦う機会を与えて欲しい」と勝利者インタビューで話した。