＜CJJW2019ウェルター級準決勝／10分1R＞
ネイト・オーチャード（米国）
Def. Over Time by RNC
ハンター・コルヴィン（米国）

座ったコルヴィン、上攻めのオーチャードが内ヒールを狙って、すぐに立ち上がると思い切り掌底を落とす。懸命に手首を掴むようになったコルヴィンに対し、オーチャードはビンタとは違う掌底攻撃を繰り出す。上体を起こし、シットアップしたコルヴィンはアンクルピックに倒れず、スタンドレスリングに。引き込んだコルヴィンに掌底を入れるオーチャードは、立ち上がり際のシングルレッグにニンジャチョークを合わせる。アームインギロチンに切り替え、引き込んだオーチャードが後方へ投げつつリリースする。

試合は再びスタンドに戻り、コルヴィンのテイクダウンに狙いにオーチャードは引き込んでラバーガードを取る。デッドオーチャードを狙われても右ヒジを大きく張ってコルヴィンが対処。ならばとオーチャードは、チルドッグから組んでいなかった方の足を引き寄せインヴィジブル・カラーへ移行し、下から掌底を突き上げる。

定石通りオモプラッタへのコンビネーションは、コルヴィンが立ち上がって防ぎ、試合はスタンドに。直後にコルヴィンが座り、オーチャードはハイエルボーギロチンからキムラに移行してフリップする。トップを取ったコルヴィンだが、攻めることはできずに立っては座る──を繰り返す。

スクランブルから下になったオーチャードがラバーガードを取ったオーチャードはチルドッグ、今度はゴゴプラッタへ。首の前なる足首を掴んで防ぐコルヴィンは腰を上げて腕を引き抜き、ここもディフェンスに成功した。そのまま張り手を顔面にかまされ、背中を向けるように立ち上がったオーチャードは場外で倒される。試合はマット中央で再開され、コルヴィンが引き込む。バタフライガードのコルヴィンは掌底を打たれながらも、殴ることで姿勢を乱したオーチャードにスイープを仕掛ける。

咄嗟にキムラを取りに行ったオーチャードだが、背中を向けることでバックマウントを許しそうになり、胸を合わせようとしてマウントを取られてしまう。左右の掌底を連打するコルヴィンは足を戻された瞬間にキムラロック&上四方に動く。さらにキムラを支点にバックに回ったコルヴィンはオーチャードを股の下で泳がせ、再びマウントの態勢に。掌底の連打に顔を背けるオーチャードの動きが止まる。コルヴィンは腕十字を仕掛けるも、オーチャードが腕をクラッチして場外へ。試合はその態勢でマット中央での再会となったが、大きな動きはなくタイムアップを迎えた。

すぐに始まったオーバータイムで、オーチャードはシートベルトを選ぶ。右手を巻いて12秒でタップを奪った。後攻のコルヴィンは苦しい状況となり、シートベルトから腕十字を狙ったところで──自らが極められた時間が過ぎ、オーチャードが決勝進出を決めた。

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