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【UFN143】目まぐるしいスクランブル、バック奪取合戦をベナビデスが制しオーティス下す

<フライ級/5分3R>
ジョセフ・ベナビデス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ダスティン・オーティス(米国)

ベナビデスの右ローにパンチを合わせようとするオーティス。オーティスのハイキックにフックを合わせようとしたベナビデスはバランスを崩し、ハイクロッチからテイクダウンを狙われる。ギロチンに切り、がぶったベナビデスはギロチンからバックを伺い、さらにシングルレッグへ。この足をリリースし離れたベナビデスのガードの上から、オーティスが右ハイを蹴っていく。

ベナビデスはダブルレッグを決めると、スクランブルでバックを伺いつつボディロックでオーティスに背中をつかせる。オーティスはケージを使って立ち上がり、胸を合わせて離れる。ベナビデスはオーティスのミドルの蹴り終わりに右フックを合わせてダウンを奪うと、 そのままトップで抑えバックコントロールで初回を終えた。

2R、打撃の応酬のなかで、左ミドルを顔面に届かせるかという勢いで蹴り込んだオーティスが、流れを掴み組みからテイクダウンを決める。スクランブルでバックを譲ったベナビデスだが前転から上を取り返し、逆にバックを制する。前方に落とされまいとしたベナビデスは、スタンドに戻ると打撃戦のなかでダブルレッグに入られ、スクランブルで再びバックを許す。オーティスは残り10秒でバックマウントからRNCも極め切る時間は残されていなかった。

最終回、オーティスのフックにダブルレッグを合わせたベナビデスが、ボディロックからバックへ。右を差し返しててトップを取ったオーティスがバックに回り、ベナビデスは前転から上を取り切る。さらにバックに回ったベナビデスは自ら尻もちをついて寝技に持ち込むと、四の字フックからRNCへ。懸命に胸を合わせようとするオーティスの両ワキをすくい、襷がけでポジションのキープを図る。

それでも上体をあげて胸を合わせに来たオーティスのバックに回り込む。オーティスは腕を入れてバックを取り返し、スタンド&グランドで両者のバックの奪いあいが続く。最後はバックをゆずり、立ち上がったベナビデスが胸を合わせる。距離を取った両者が、パンチと蹴りを見せたところで目まぐるしいスクランブル戦が終幕、ベナビデスが3-0の判定勝ちを手にした。


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