【Bellator212】コンテンダーシリーズの敗北から、ミセッチが地元開催のベラトールで再起のTKO勝ち
<フェザー級/5分3R>
トビー・ミセッチ(米国)
Def.3R2分25秒by TKO
エドワード・トームス(米国)
ハワイアン対決はミセッチが素早い右ジャブを見せ、トームスが右ミドルを蹴っていく。組んだトームスがケージにミセッチを押し込む。離れたミセッチの右に対し、すぐにトームスが組み直し首相撲からヒザをボディに突き上げる。直後にダブルレッグに切り替えるが、ミセッチは防いで左エルボーを顔面に打ち込む。この一発で右目尻をカットし、流血に追い込まれたトームスは組み続けるが、エルボーをさらに2発被弾して離れる。
それでも組みにいったトームスを逆にケージに押し込んだミセッチが離れ際にパンチの連打を入れる。ローブロー気味のローも気にせず、ワンツーを入れたミセッチはひたすらクリンチを仕掛けるトームスに再びエルボーを打ち、ヒザをボディに突き刺す。離れてもテイクダウン狙いのトームスがダブルを切られ、前転からガードを取ったところでレフェリーがドクターチェックを要請する。再開直後にダブルを仕掛けたトームスは、最後までテイクダウンを奪えなかった。
2R、トームスが右ミドルを2発繰り出すが、ブロックしたミセッチが左ストレートを当てる。ここも組みに行ったトームスに対し、ミセッチはウィザードで対応しバックも許さない。ミセッチはエルボーを続け、離れたトームスに左ヒジを打ち込む。トームスは首相撲でアッパーを入れ、徹底的に組んでいく。ケージに押し込まれてもテイクダウンを許さず、ヒジを当てるミセッチ。トームスも打撃の間合いでヒザを入れるなど、徹底した押し込みでミセッチを疲弊させつつあるか。それでも終了間際に飛びヒザを見せたミセッチは、ハイを受けそうになりながら左フックを当て、テイクダウン狙いを受け止めるとエルボーを打ち下ろしタイムアップを迎えた。
最終回、トームスはすぐに組んでケージにミセッチを押し込む。ハイクロッチ、ボディロックと勢いを増すトームスの組みに、離れてからもミセッチのパンチの振りが大きくなる。そこに組みに行くトームスは、何と後方に引き込んでしまう。当然、寝技にはいかないミセッチはパンチの連打、組まれて離れたところで後ろ回し蹴り、続いて左ストレートを打ち込む。頭が揺れたトームスに対し、ミセッチは首相撲から飛び上がってヒザ蹴り一閃。崩れ落ちたトームスを見て、レフェリーが試合を止めミセッチはコンテンダーシリーズの敗北から、ベラトールで再起を果たした。