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【ONE76】フォラヤン、難敵パフルディノフをロー攻め。スクランブルで譲らず3-0の判定勝ち

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
Def.3-0
アジズ・パフルディノフ(ロシア)

左ローを蹴るフォラヤン、パフルディノフは間合いを図りつつじりじりと距離を詰める。そこに左右のローを蹴るフォラヤンがワンツーから右ローを入れ、打ち気になったパフルディノフに左フックをヒットさせる。パフルディノフのダブレッグをスプロールし、ローを入れたフォラヤンがプレッシャーを強める。さらにローを効かせたフォラヤンだったが、ハイクロッチからリフトアップされバックを譲る。

パフルディノフは後方からヒザを腿に入れるが、フォラヤンが胸を合わせる。ここでテイクダウンを決め、上を取ったパフルディノフに対し、フォラヤンはハーフからフルガード、さらにクローズドで固める、上体を起こしたパフルディノフが最後は立ち上がってローを蹴り初回が終わった。

2R、ローを蹴られた左足の踏ん張りがきかなくなってきたパフルディノフ。会場は大フォラヤン・チャントに包まれる。パフルディノフはここでダブルレッグからバックに回るが、フォラヤンが胸を合わせて離れることに成功。強烈な左インサイドローを入れるフォラヤンが左フックをヒットさせる。

パフルディノフの左フックに逆にテイクダウンを合わせたフォラヤンは、ここでもローキックを見せる。ブレイクが入り、試合がスタンドに戻るとローを嫌がるパフルディノフにフォラヤンがローを連続で蹴りこむ。棒立ちになり、足が揃うようになったパフルディノフは、逆側の右足も蹴られてバランスを崩す。ここで2Rが終わり、フォラヤンが試合をリードした。

最終回、すぐにシングルからバックに回ったパフルディノフ。立ち上がったフォラヤンが胸を合わせて離れる。当然、フォラヤンの狙いはロ―でサイドキックでヒザを狙う場面も。左の相打ちから、パフルディノフも覚悟を決めたように前に出る。それでもフォラヤンがダブルレッグを切り、フックを打ち込みローへ。

パフルディノフが痛がる素振りを見せた直後に、シングルレッグでドライブ&ケージに詰めてテイクダウン。フォラヤンはキムラを仕掛けつつ、オーバーフックからフックスイープを仕掛ける。最後の30秒で立ち上がったフォラヤンのバックに回ったパフルディノフは、首投げを潰したが、結局は胸を合わされて距離を取らタイムアップに。

結果は3-0の判定でフォラヤンに。パフルディノフは22戦目の初黒星となった。

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