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【DEEP84】デビューから11カ月、5連勝で宮崎直人と戦う武田光司―01―「泥臭さが僕の持ち味」

Koji Takeda【写真】打撃に自信がつくまで、レスリングで勝ってきた。果たして宮崎戦ではどのようなファイトになるのか(C)MMAPLANET

30日(土)、東京都江東区のディファ有明で開催されるDeep84。横田一則引退試合&ディファ有明フェアエル大会で、武田光司が宮崎直人と対戦する。

昨年8月のプロMMAデビュー以来、5連勝中の武田は4月に体重オーバーのツォゴーフ・アマルサナーに競り勝って、タイトル挑戦経験のある宮崎戦を手繰り寄せた。

埼玉栄高校から専修大学とレスリング畑を進み、グレコとフリーの両方のスタイルで結果を残してきた武田。そのレスリングを全面に押し出すスタイルで、勝利を重ねてきた武田にMMA転向の理由、グレコ&フリーの両スタイルで戦ってきたアドバンテージ、これからの目標に向かううえでの宮崎戦の意味合いを尋ねた。


――宮崎選手との試合が1週間後(※取材は6月23日に行われた)に迫ってきました。今の体調はいかがですか。

「ベストコンディションの状態です。今、最後の追い込み練習を終えたばかりで、あとは体重を落とす作業だけです」

――プロデビューから1年で、キャリア的には大きく上回る宮崎選手との対戦にこぎつけました。

「僕は格闘技に関して、正直詳しくなくて選手の情報もわかっていないような感じなんです。対戦が決まってから、周りの人達から宮崎選手がどのようなファイターなのか、教えてもらって。MMAとしてみると、宮崎選手の方が技術もあるのですが、そろそろ年齢的にも世代交代しないといけないと思っています」

――今後を考えると、大切な試合になります。

「ハイ。4月に戦ったアマルサナー選手も強かったですが、打撃オンリーでした。宮崎選手は伝統派空手をやっていて、K-1やKrushにも出て、寝技もできるオールラウンダーです。技量的に前回のアマルサナーより、強い相手で今後に影響する重要な試合です」

――アマルサナーが体重オーバーをして、そんなパフフルなストライカーと戦い乗り越えました。

「2月のBraveファイトまで、自分より格上の選手と戦ったことがなかったので、恐怖もありましたし負けたらどうしようという不安もありました。自問自答として、絶対に勝つと言い聞かせて戦いました」

――体が大きく、プレッシャーも相当強かったのではないでしょうか。

「僕はレスリングでも本職のグレコを75キロ級で戦い、フリーは86キロ級でエントリーしていたので、体格的な面で負けていても特に圧力は感じなかったです」

――組んで押しこみ、バックテイク、テイクダウンとしっかりと勝てました。

「応援してくれる人は大切なのですが、それ以外の人に何を言われようが勝つことが一番大事だと思っています。まだ打撃もそこまで上達していないのに、アマルサナー選手という凄いボクサーと打ち合っても勝てるわけがない。そこは周りの評価は関係なく、ツマラナイといわれても勝つことが一番大切だと思って戦いました」

――つまらないとは思わないですが。

「ありがとうございます。僕のスタイルはどうして泥臭くて、華がない。あるとしたら、投げだけです。それ以外の展開はがぶったり、押し込んでテイクダウンだったり、インパクトのある戦いを続けられるわけでもないし。でも、その泥臭さが自分だと思っています」

――その泥臭いファイトを支えているレスリングですが、カデット、インハイ、高校選抜はフリーで優勝、全国高校選手権のグレコ、国体少年部のグレコなど頂点に立ち、大学進学後もフリーとグレコで結果を残してきました。そんな武田選手はなぜMMAファイターを目指すことになったのでしょうか。

「これまで僕はMMAを目指すために大学を中退しただとか、綺麗な取り上げ方をしてもらうこともあったのですが、実際のところは五輪を目指すだけの力はない、限界を感じると同時に学業にも専念できなくて、留年してしまったから辞めただけなんです。

高校も大学も特待生で入学しているので、親への負担を少しでも軽くできていたのですが、大学に進学したときも留年したら辞める気持ちでいました。なので大学は中退したのですが、レスリングをやり切っていない。五輪は無理でも、学生選手権ぐらいは勝てたんじゃないかという思いを持ち続けていて、そんなときにUFCを目標しようと思ったんです。

MMAでどこかのチャンピオンになりたいだとか、そういう気持ちがあるわけではなく。ただ、UFCで戦ってみたい。UFCこそが世界最高峰なので、あの舞台にいる選手たちと戦ってみたいんです」

――格闘技に詳しくない武田選手が、UFCを知るようになったきっかけは?

「大学で一学年の上の先輩にUFCが好きな人がいて、その先輩の影響です。先輩と一緒にUFCを見た時、言葉がでなかったです。あの盛り上がりのなかで男2人が殴り合っている。あんな戦いを一度でも良いからやってみたいと思いました」

――そこでBraveに入会したのは、レスリングつながりなのですか。

「いえ、後輩がブレイブに通っていて、ネットで調べたら家から原付で20分ぐらいだったので入門しました。宮田(和幸)先生が五輪代表だったこととか、関係なかったです。ただし、五輪は神に選ばれた存在しか出ることができないと思っています。練習で培ったモノがあったとしても、体格、時期と神様に選ばれた人だけが出場できる場です。なので宮田先生は僕のなかでは神様であり、雲の上の存在です」

<この項、続く

■DEEP84対戦カード

<73キロ契約/5分3R>
横田一則(日本)
石川英司(日本)

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
ムン・ジェフン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
芦田崇宏(日本)
弥益ドミネーター聡志(日本)

<ウェルター級/5分3R>
悠太(日本)
川中孝浩(日本)

<ライト級/5分3R>
宮崎直人(日本)
武田光司(日本)

<メガトン級/5分2R>
川口雄介(日本)
酒井リョウ(日本)

<メガトン級/5分2R>
侍マーク・ハント(日本)
アントニー・ブライアン(ペルー)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
ハシャーンフヒト(日本)

<ウェルター級/5分2R>
渡辺良知(日本)
涌井忍(日本)

<ライト級/5分2R>
大原樹里(日本)
岸本篤史(日本)

<バンタム級/5分2R>
安部路人(日本)
城田和秀(日本)

<フェザー級/5分2R>
オーロラ☆ユーキ(日本)
ジョイ・ボーイ(グアム)

<バンタム級/5分2R>
小林博幸(日本)
坂巻魁斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
小林聖人(日本)
長谷川卓也(日本)

<フライ級/5分2R>
中山ハルキ(日本)
聡-S DATE(日本)

<フライ級/5分2R>
鮎田直人(日本)
曽我英将(日本)

<ライト級/5分2R>
成田五等兵(日本)
藤村けんご(日本)

<フェザー級/5分2R>
平澤宏樹(日本)
神田航也(日本)

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