【Shooto】田丸匠と対戦、PXCフライ級王者ライリー・ドゥトロ 「向かってくるから凄く楽しみ」
【写真】イィ目をしている──ライリー・ドゥトロ (C)MMAPLANET
28日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦。そのセミで田丸匠と対戦するのが、10月のNKホール大会で中村優作をKOしたPXCフライ級王者ライリー・ドゥトロだ。
田丸戦を控え、公開計量では100グラムオーバーから下着を脱いで再トライしリミット丁度でクリアした。ハワイのファイターらしく、スクランブルに長けている一方で中村を下し様に一発も持つ。そんなドゥトロに明日の試合への意気込みを尋ねた。
──2度目の日本、プロ修斗での試合が明日に迫ってきました。
「10月の時よりも、少し日本のことが分かってきて、試合前も過ごしやすかったよ。前はただの外国人、右も左も分からなかった。でも日本語が分からない僕に対しても、日本の人々はとても親切にしてくれた。今回は少し慣れたし、少しホーム感もある」
──我々も過去に経験したことがないよう寒さの東京ですが、常夏のハワイから来てビックリしませんでしたか。
「本当に寒いよ。こんな寒さは、僕の人生で始めてだ(笑)。雪が積もっているなんて……ね。ずっとホテルの部屋にこもっているよ。それでも東京の街はキレーだし、本当に日本が気に入っているんだ。それに今日は少し暖かくなったんじゃないかな。きっと、1日中サウナにいたから、体が温かくなったんだ(笑)。
今のハワイは暑くて、湿気も高くて決して過ごし良くはないよ。でも、本当に20度も気温が違うっていうのは凄いよね」
──私がドゥトロ選手の試合を初めて見たのは、ハワイと同じ南国のフィリピン。昨年4月のPXCマニラ大会でした。あの時はもっとグラップラーだったように記憶していました。
「えぇ、そうなんだっ!! あの時は判定勝ちだったし、減量が厳しくて良い試合ができなかった。あれから色々と変えて、より良いファイターになった自信はあるよ。弱点を見つけ、克服し今はウェルランダ―・ファイターになった。タマルにとって明日はバッドデーになるだろうね(笑)。
明日、しっかりと勝って修斗フライ級のタイトルに挑戦したい。そのためにも明日は、しっかりと良い試合をして勝たないとね。KOかサブミッション、必ずフィニッシュするよ。もう一試合、インパクトを残してタイトル挑戦権を手に入れたいね。チャンピオンのヒロマサ(扇久保博正)はTUFにも出演していたし、本当に強いファイターだ。彼と戦ってベルトが欲しいけど、とにかく今は明日のタマルとの試合に集中している」
──その田丸選手の印象を教えてください。
「若くて、凄くアグレッシブで良いファイターだよ。自分の体を使いこなしているし、向かってくるから凄く楽しみだよね。タマルは優れたグラップラーで、スクランブルも強い。オールラウンダーだし、ファンが喜ぶ試合になるだろうね。ただし僕の方が経験値が高くて、ケージのなかで我慢ができる。そしてアグレッシブになれる。それは経験が培ってくれた部分だ。
自分より若いファイターと戦うことは楽しみだけど、若かろうが年を取っていようが対戦相手には勝つだけだから。だからといって、タマルの実力を軽んじることはないよ。ファイトは何が起こるか分からない。だから、必死で練習してきたし、試合でもベストを尽くして戦う。そういう部分で経験の差と、気持ちの作り方という部分が僕のアドバンテージになるんじゃないかな」
「僕はもともとグラップリングが好きだった。でも、打撃も練習を積んでKO勝ちもできるようになった。明日、僕がどんな風に戦うのかは、ここで明かすことはできないけど……打撃だろうが、グラップリングだろうが、しっかりとMMAのファイトをお見せするよ。そして、タマルを仕留めるよ」
■ プロ修斗計量結果
<修斗環太平洋バンタム級王座決定戦/5分3R>
魚井フルスイング: 61.2キロ
祖根寿麻: 61.2キロ
<フライ級/5分3R>
田丸匠: 56.7キロ
ライリー・ドゥトロ: 56.7キロ
<フライ級/5分3R>
猿田洋祐: 56.5キロ
清水清隆: 56.6キロ
<ライト級/5分3R>
松本光史: 70.2キロ
星野大介: 69.9キロ
<バンタム級/5分3R>
佐藤将光: 61.2キロ
齋藤曜: 61.2キロ
<バンタム級/5分3R>
土屋大喜: 61.1キロ
安藤達也: 61.1キロ
<世界ストロー級挑戦者決定戦/5分3R>
猿丸ジュンジ: 52.2キロ
村田一着: 52.2キロ
<バンタム級/5分2R>
齋藤翼: 65.6キロ
久保村ヨシTERU: 65.5キロ