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【EJJC2018】ヨーロピアン展望─04─ミディアムヘビー級。怪物ロの再スタート、対抗はガウジオ

Lo【写真】ミッドヘビー級に戻すことで、超絶な強さを取り戻すことができるか (C) MMAPLANET

16日(現地時間・火)から21日(同・日)にかけて、ポルトガル、リスボンにあるパヴィラォン・ムルチウソス・ジ・オジヴェラスにてIBJJF(国際柔術連盟)主催のヨーロピアン柔術選手権が開催される。ヨーロッパを中心に、各国から強豪が参戦するこの大会。プレビュー第4弾は怪物レアンドロ・ロが階級を落としたことで俄然注目度の高まったミディアムヘビー級の見所を紹介したい。

【ミディアムヘビー級】
最大の注目は、昨年の本大会のヘビー級王者のレアンドロ・ロ(Nsブラザーフッド)のエントリーだ。ライト、ミドル、ミディアムヘビーと年々増量を続け、昨年ついにヘビー級に乗り出した怪物ロ。体格に勝る相手に対しても要所で爆発的な力を繰り出してゆき、ヨーロピアンとパン大会の双方で、階級別と無差別を制して完全優勝を果たしてみせた。

(C)SATOSHI NARITA

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しかし世界柔術の階級別では、超新星ニコラス・メレガリにスイープをもらいまさかの敗戦。無差別級でも決勝に進み、地上最強の柔術家ブシェシャことマーカス・アウメイダと互角の攻防を繰り広げたものの、最後は体格差もありスクランブル合戦を制されてアドバンテージ差で敗れた。

階級を越えた世界制覇記録に終止符が打たれたロは、さらに9月のADCC世界大会の1回戦で豪州から突然現れたクレイグ・ジョーンズにバックを奪われチョークで一本負けを喫する。ムンジアルに続き、ノーギ・グラップリングの最高峰で敗れることで世界を震撼させてしまった。

それでも総合的に見れば極めて高い勝率を誇ったロだが、その圧倒的強さを誰もが知るが故に、敗戦の印象が強く残ってしまったのも事実。ヘビー級&無差別の舞台では、かつて見せていた圧倒的な運動量が影を潜めていたことも否めない。今回一つ階級を落としたことで、怪物の真骨頂が再び見られることを期待したい。

Gaudioそのロの強力な対抗馬として挙げられるのは、昨年同級世界2位のパトリック・ガウジオ(GFチーム)だ。

昨年の世界柔術の準決勝にて、ホムロ・バハウの足首をトーホールドで捻じ曲げて破壊、衝撃的な勝利を飾った若者は、決勝でももう一人のレジェンド=アンドレ・ガルバォンを互角の勝負を展開。レフェリー判定1-2という限りない僅差で敗れている。

安定したトップゲームと強烈な極めを併せ持つ24歳のガウジオと、本来の動きを取り戻したロの一騎打ちがここで実現すれば、世界大会決勝の前哨戦となる可能性も高い。

さらに同階級には、昨年のブラジレイロにて無差別級ではロと、階級別ではガウジオと決勝を争って惜敗したヘナート・カルドッソ(アリアンシ)、昨年2位のホーランド・モンテイロ(ノヴァウニオン)、3位のマテウス・ソウザ(Nsブラザーフッド)らの有力選手もエントリーしている。

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