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【AJJC2017】国際色豊か&群雄割拠のフェザー級─01─。トーナメント初戦、優勝候補対決で珍事発生!!

Feather【写真】タレントが揃っていたフェザー級。今大会で最も見所が多かった階級で、思わぬ事態を引き起こしてしまったイタロ・リンズ(C)MMAPLANET

8日(金)に始まり、10日(日)に幕を閉じたアジア柔術選手権2017。9日(土)に行われた黒帯の部トーナメントを軽量級中心にレポート。レビュー第3弾は国際色豊か、そして実力伯仲&群雄割拠のフェザー級の模様、まずは前半戦をお伝えしたい。


01昨年優勝の杉江アマゾン大輔が出場しなかった同階級だがブラジルからイタオ・リンズ、韓国からチェ・ワンキとそのアマゾンに勝利している選手が出場。さらにグアムからマイキー・サンチェス、豪州からマックス・デビーンという海外勢が来日し、国内の新旧勢力と力のこもった試合が繰り広げられた。

昨年のデラヒーバ杯で茶帯ダブルゴールドの八巻、全日本は今大会に出場がなかったパンテーラ・ヴァンダレイ・タカサキに準決勝で敗れ3位という悔しい結果に終わっていた。

その八巻は初戦でベテラン塚田市太郎と対戦。まずハーフから起き上がってシングルレッグでリバーサルを決めた塚田が2Pを獲得する。八巻はスイープ、パスで逆転すると、さらにパスで畳みかけ最後は腕十字で一本勝ちした。この間、別のマットでは全日本準優勝の大塚博明がフィリッピ・ドスサントスを送り襟絞め、マック・デビーンは今泉貴史を腕十字で下している。

03<フェザー級1回戦/10分1R>
イタロ・リンズ(ブラジル)
Def.両者失格
チェ・ワンキ(韓国)

06昨年の準優勝者で、初戦でイザッキ・パイヴァをベリンボロからバックを取るなどして破っているチェ・ワンキはイタロに対しても、ベリンボロ・ゲームを仕掛ける。

07競技中のルール厳守の徹底がなされた今回は、ダブルガードの攻防で両者にペナルティが3つずつ与えられ、もう1つのペナルティで失格となる状況のなか、ワンキが6-4でイタロをリードする。

しかし、50/50から上を取ったイタオが残り30秒でP6-6、アドバン4-1で逆転。残り30秒、上のイタロが右足を取り、リフトをしてワンキを立たせない。それでも尻=ズボンを取って必死に立ち上がる。

08瞬間、右腕で道着を掴み胸を合わせたイタロ。これではトップを取ることができないワンキは、そのままイタロに逃げ切りを許した。

勝利の直後、二階の応援団に向かった勝利の雄叫びを挙げたイタロはそのままの勢いで試合場の外に出てしまう。そして敗者ワンキも悔しい表情を露わにして、隣のマットの方へ歩み出る。この両者が行った勝者コール終了前に試合場を出るという行為は、反則のペナルティとなる。

05なんと、これで両者のペナルティが4となり2人揃って失格という異常事態、珍事件に。

09勝っていたイタロ、タナボタ勝利の権利を逸したワンギ。両者、揃ってこの裁定を受けいれ、最後は畳の上で正座し健闘を称え合った。一部では事実上の決勝戦と目されていた注目マッチは、期待に違わぬ好勝負が繰り広げられたが、前代未聞の結果に終わった。

10この一戦の最中に隣のマットではスクランブル&ノンストップ柔術の申し子・世羅が、フェザー級に出場となった加古拓渡から2分52秒、バックを制しての袖車で勝利。ジェイク・スコベルは1分32秒で廣瀬貴行をバック&絞めでタップを奪い一本勝ち。

勝者が本来であれば2回戦でイタロ戦うことになっていた最後の1回戦はサンチェスが丹治章近を19-4で下し、一足先に準決勝進出を決めた。

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