Overlooked【PFL Africa2025#04】マジョヒッキがカットでドクターストップ。アデシナがフェザー級T優勝
【写真】圧に下がる場面もあったが、攻撃した結果のTKO勝ち(C)PFL
スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。今回は12月20日(土・現地時間)にアフリカ大陸西岸ギニア湾沿いにあるベナンの首都コトヌーのソフィテル・ドームで開催されたPFL Africa2025#04より、PFLアフリカ・フェザー級トーナメント決勝=ワシ・アデシナ×アラン・マジョヒッキの一戦の模様をお届けしたい。
ナイジェリア・フラッグの下、出場のアデシナはスウェーデンで育ったスカンジナビア在住のファイターだ。対するはカナダ在住のカメルーン人、マジョヒッキはカンフーとグラップリングをベースとしている。
<PFLアフリカ・フェザー級T決勝/5分5R>
ワシ・アデシナ(ナイジェリア)
Def.2R3分07秒 by TKO
アラン・マジョヒッキ(カメルーン)
サウスポーのアデシナが軽く左ハイを見せる。圧を掛けるアデシナが右ローを蹴る。関節蹴りのマジョヒッキは、右に回り左ボディを伸ばす。アデシナは右ジャブを入れ、蹴り足を捌く。マジョヒッキは前蹴り系の関節蹴りとジャブを伸ばし、ワンツーもアデシナが距離を潰す。ステップインから右を繰り出したマジョヒッキは、左から右を被弾する。
それでも前に出ようとするマジョヒッキが、右を当てる。アデシナは左ミドルを蹴るが、残り70秒でマジョヒッキがダブルレッグでテイクダウンを奪う。すぐにスクランブルからバックを許さず立ち上がったアデシナだが右ローに右を受けて、下がる。逆にシングルに出たアデシナは切られてエルボーを受け、マジョヒッキがパンチを纏める。圧を掛けるようになったマジョヒッキがジャンプして飛び込み、初回が終わった。
2R、アデシナが右ローを2発蹴って、左インローへ。さらにインローを続けたアデシナだが、マジョヒッキのステップインに反応して下がる。右からテイクダウンを狙ったマジョヒッキは、切られた距離を取り直すと右をヒットさせる。アデシナは右ローを蹴り込むが、パンチに下がってケージに詰まる場面も。
下がったアデシナは右で殴られながら、左を返す。右を当てスイッチを見せたマジョヒッキは、オーソに戻し左ストレートを被弾する。さらにアデシナが左ミドルを蹴るが、ケージを背負った状態が続く。マジョヒッキはダブルレッグをからシングルに移行するが、マジョヒッキのカットにドクターチェックを要請する。
左目の上をカットしているマジョヒッキは「カモン」と試合続行をアピールしたが、ドクターが試合を止めた。ベルトを肩に掛けたアデシナは感極まった表情で「ナイジェリア……やったよ。10万ドルの使い道? 分からない。まず金を実際に見ていないと。このベルトを3週間抱き続ける」と話した。














