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【JBJJF2017】全日本マスター柔術オープンで杉江大輔が2階級制覇、生田誠マスター2Lフェザーで優勝

Master Open【写真】MMAから柔術へ──杉江、中部の柔術と共にある生田。両者が大活躍したマスター・オープンだった (C) JBJJF/ FIGHT LIFE IN JAPAN

1日(土)と2日(日)、名古屋市港区にある愛知県武道館で日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)主催の「第2回全日本マスター柔術オープントーナメント」が開催された。アダルトでも活躍中の杉江“アマゾン”大輔が、今大会でライト級&オープンの2階級を制した。
Text by Takao Matsui


ムンジアル後、初試合2戦目となった杉江はフェルナンド・マイオーリとの準決勝で、トップから肩を固めつつプレッシャーをかける。マイオーリのハーフガードから足を抜くと、マウントを奪い7ポイントを獲得。そのまま十字絞めに入り、あっさりと一本勝ちを収めた。

決勝戦。杉江はチアゴ・ハタダと対戦。足をかけて投げるとテイクダウンの2ポイントを獲得し、パスガードを仕掛ける。ここはハタダがディフェンス。試合はスタンドに戻ると杉江が巴投げも不発に終わり、両者が立ち上がってスタンドで再開に。ここでハタダは引き込んでハーフガードも、パスガードに成功した杉江はバックに回り込む。ここから送り襟絞めを極めて、ぶっちぎりの優勝を果たした。

ライト級を制した杉江は、オープンにもエントリー。1回戦でヒカルド・ヤギと激突した。引き込むヤギに対して杉江は、バックに回りここは裸絞めでタップを奪った。

続く準決勝は、ホベルト・ヨコヤマを下した森脇涼と対戦。ヘビー級の森脇に対し、杉江は引き込みを選択する。森脇のパワーに苦しむ中、スイープを仕掛けてアドバンテージを獲得した杉江。さらに立ち上がってスイープの2ポイントを奪うと、ここからパスガード、ハーフに戻した森脇に再びパスガードを決める。さらにニーインベリー、マウントとポイントを重ねると襟絞めの態勢へ。これは逃げられてしまったが、14-0の大差で杉江が勝利を収めた。

決勝で杉江と対戦したのは、須山渉と清水隆広を下したエヴェルトン・アサオだ。準決勝同様の重量級のアサオを相手に引き込んだ杉江は、ハーフガードからスイープを狙う。体格差を活かしたいアサオは、杉江を持ち上げて崩そうとするが、襟を掴まれて守りに入るのが精一杯か。膠着が続き、両者にルーチが与えられる。ここから大きな動きはなく、タイムアップに。レフェリー判定は3‐0で杉江が勝利を収め、二階級制覇を決めた。

その他の試合では、マスター2黒帯ライトフェザー級に生田誠がエントリー。じつに6年ぶりにJBJJFの主催大会へ参戦することになったという生田は、準決勝で高須宝亀と対戦。引き込んだ生田は、高須のパスガード狙いを防ぐと後転系のスイープを決めて2ポイントを獲得する。続いてパスガード、ニーインベリーと流れるような動きでポイントを重ねた。

マウントを奪取し袖車を狙ったが、これは極めきれない。その後もスイープを決め、腕十字を仕掛けるなど攻勢だった生田が決勝を決めた。

決勝戦で生田を待ち受けていたのは。アレシャンドレ・オガワだ。と対戦した。ダブルガードから生田は、オガワの足を極めにいく。立ち上がってディフェンスしたオガワに、スイープを決めるとパスガードでアドバンも獲得する。その後はガードの生田にオガワがパスを仕掛け、攻守が激しく入れ替わる展開に。最後はオガワが足を抜いてパスガードに成功して同点に追いついたかに見えたが、すぐに生田がガードに戻し、アドバンテージ止まり。このままタイムアップとなり、生田が頂点に立った。

ある意味、柔術の競技特性を顕著に表しているマスター大会。杉江以外にもかつてMMAで活躍していた吉岡広明、高本裕和、木部亮、藤田善弘らや、北陸・富山で柔術の普及に励むアントニオ・ウチムラらが表彰台に上がっている。

■第2回全日本マスター柔術オープントーナメント主なリザルト

【団体成績】
優勝 アライブ
準優勝 IMPACTO JAPAN B.J.J
3位 福住柔術

【マスター1黒帯オープンクラス】
優勝 杉江“アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)
準優勝 エヴェルトン・アサオ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
3位 清水隆広(柔専館)
3位 森脇涼(総合格闘技道場コブラ会)

【マスター1黒帯ヘビー級】
優勝 森脇涼(総合格闘技道場コブラ会)
準優勝 エヴェルトン・アサオ(IMPACTO JAPAN B.J.J)

【マスター1黒帯ライト級】
優勝 杉江“アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)
準優勝 チアゴ・ハタダ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
3位 ホベルト・ヨコヤマ(MY BJJ TEAM JAPAN)
3位 フェルナンド・マイオーリ(OGAWA JIU-JITSU)

【マスター1黒帯フェザー級】
優勝 カーロス・キムラ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
準優勝 清水隆広(柔専館)
3位 ヒカルド・ヤギ(JAWS JIU-JITSU ACADEMY)
3位 高橋健太(グラップリングシュートボクサーズ)

【マスター1黒帯ライトフェザー級】
優勝 鈴木恒太(ブルテリアボンサイ)
準優勝 李相寿(トラスト柔術アカデミー)
3位 ラファエル・ナカウチ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
3位 川野良(X-TREME EBINA)

【マスター1黒帯ルースター級】
優勝 戸所誠哲(パラエストラ岐阜)
準優勝 吉岡広明(パラエストラ和泉)

【マスター2黒帯オープンクラス】
優勝 奥田照幸(X-TREME柔術アカデミー)
準優勝 白神利和(柔専館)
3位 伊東元喜(柔専館)
3位 マーシオ・コバヤシ(IMPACTO JAPAN B.J.J)

【マスター2黒帯ヘビー級】
優勝 白神利和(柔専館)
準優勝 アントニオ・ウチムラ(ブレーブス柔術)

【マスター2黒帯ライト級】
優勝 マーシオ・コバヤシ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
準優勝 奥田照幸(X-TREME柔術アカデミー)
3位 井上聡(JAWS JIU-JITSU ACADEMY)

【マスター2黒帯フェザー級】
優勝 小山貴之(福住柔術)
準優勝 伊藤健吾(総合格闘技道場コブラ会)

【マスター2黒帯ライトフェザー級】
優勝 生田誠(トラスト柔術アカデミー)
準優勝 アレシャンドレ・オガワ(OGAWA JIU-JITSU)
3位 杉山健作(CARLOS TOYOTA BRAZILIAN JIU-JITSU ACADEMY)
3位 高須宝亀(OGAWA JIU-JITSU)

【マスター3黒帯オープンクラス】
優勝 伊藤洋邦(JAWS JIU-JITSU ACADEMY)
準優勝 高本裕和(高本道場)
3位 岩見充浩(Shuhari 柔術)
3位 西良太郎(Shuhari 柔術)

【マスター3黒帯ミドル級】
優勝 高本裕和(高本道場)
準優勝 ubirajara yukimoto(OGAWA JIU-JITSU)

【マスター3黒帯ライト級】
優勝 原晃(吹田柔術)
準優勝 青山直樹(藤田柔術)
3位 稲野岳(トライフォース柔術アカデミー)
3位 千田豊(リフレクション神戸柔術アカデミー)

【マスター3黒帯フェザー級】
優勝 伊藤洋邦(JAWS JIU-JITSU ACADEMY)
準優勝 西良太郎(Shuhari 柔術)
3位 善本秀文(リフレクション神戸BJJアカデミー)
3位 岩見充浩(Shuhari 柔術)

【マスター3黒帯ライトフェザー級】
優勝 木部亮(スプラッシュ)
準優勝 カルロス・カズオ・キハラ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
3位 宇原浩一(NR柔術)
3位 松本康雄(グラスコ柔術アカデミー)

【マスター4黒帯ルースター級】
優勝 藤田善弘(藤田柔術)
準優勝 高瀬真人(Tani team)

【マスター5黒帯オープンクラス】
優勝 新川武志(吹田柔術)
準優勝 和田肇(アライブ)
3位 佐野英司(京都何気)

【マスター5黒帯スーパーヘビー級】
優勝 新川武志(吹田柔術)

【マスター5黒帯ライト級】
優勝 佐野英司(京都何気)
準優勝 和田肇(アライブ)
※1人トーナメント

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