【DWTNCS01】ダナ・ホワイト・チューズデーナイト・コンテンダーシリーズ、スタート!!
【写真】日本人選手の契約はなかなか難しい面があるが、人材の確保には積極的なUFC。DWTNCSの最初のメインで戦うカート・ホロボウ (C)KEITH MILLS
7月11日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFCトレーニングセンターでUFCの新しい人材発掘ショー=Dana White’s Tuesday Night Contenders Seriesがスタートする。
TUF、そしてダナ・ホワイト・ルッキン・フォー・ア・ファイトに続く、人材発掘は毎週火曜日の夜にUFCジムでワンマッチを行い、その模様がUFCファイトパスを通して世界中にライブ・ストリーミングされるという舞台だ。。
詳細は明らかとなっていなが、これらの試合はUFCの一戦とは認められず、ファイターの契約も1試合のみ。さらに出場選手も5勝1敗から22勝7敗とバラつきがあり、元UFCファイターもいれば、ローカルショーのチャンピオン、大手フィーダーショーのチャンピオンも含まれている。
よって、DWTNCSの1試合でUFCと契約できるケースもあれば、その試合ごとに次のDWTNCSとの契約がなされるファイターも出てくることが予想される。シリーズと銘打たれているように、これも詳細は不明だがワンクールは8週で火曜日ごとに5試合が組まれるという話だ。
そんなDWTNCS第1回大会のメインは元UFCファイターでTitan FCライト級王者カート・ホロボウと、CESフェザー級王者マット・ベセットの間で行われる。UFCを1戦でリリースされた後、ホロボウは7勝2敗でTitan FCでフェザー級とライト級の王者になっている。特に5月の暫定ライト級王座決定戦ではJZ・カバウカンチからTKO勝ちを収めており、まさに満を持してのUFCトライアウトとなる。
対するベセットはCES=クラシック・エンターテイメント&スポーツMMAのチャンピオン。CESはかつてのROCやリアリティ・ファイティング、今ではFury FCと並ぶ東部のフィーダーショーだ。ベセット自身、ベラトールでプレリミも含め7勝2敗と好成績を残し、元UFCファイターのディエゴ・ヌネスにも勝利している。日本で例えるとパンクラスとHEATのチャンピオンがダナの前でUFC契約を賭けて戦うような注目の一番だ。
またFury FCバンタム級王者でキャリア8勝0敗の24歳、リッキー・ターシオスもこの機会にしっかりと試合を見ておきたい新鋭といえるだろう。グレイシーバッハ・オーランドからアルファメールに籍を移し、UFCとの契約を目指すターシオス。レスリング&テコンドー・ベースで左右の構えから──まだ粗いがアグレッシブな打撃を繰り出す彼は、「エキサイティングなファイターの出現に期待している」というプログラムに主旨にあった選手だ。対戦当てのボストン・サーモンはRFAで5勝1敗のキャリアを積んでいる選手。ターシオス×サーモンは、DWTNCS連続参戦を目指すフレッシュな顔合わせといったところか。
■ DWTNCS01対戦カード
<フェザー級/5分3R>
カート・ホロボウ(米国)
マット・べセット(米国)
<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・レベロ(米国)
ズー・アンヤウー(米国)
<バンタム級/5分3R>
ボストン・サーモン(米国)
リッキー・ターシオス(米国)
<ミドル級/5分3R>
ジャスティン・ジョーンズ(米国)
チャールズ・バード(米国)
<フライ級/5分3R>
ジョビー・サンチェス(米国)
マニー・ヴァスケス(米国)