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【ONE50】ブランドン・ベラとの世界戦に挑むシュレック関根、突破口は『勇気』

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hideki-sekine【写真】プロ格闘家として、その一本を踏み出す関根シュレック秀樹(C)MMAPLANET

いよいよ今週末、12月2日(金・現地時間)にフィリピン・マニラのMOAアリーナで開催されるONE50「Age of Domination」で、関根シュレック秀樹がONE世界ヘビー級王者ブランドン・ベラに挑戦する。


43歳──警察官という安定した職を捨て、プロ格闘家として最初からラストランに向けてスタートを切った関根。その選択、そして決断に至る背景に於いて絶大な支持を得ている。ただし、関根本人が「良くて3‐7、実際は1-9」と言う通り、ベラ戦は厳しいことが予想される。

柔術では黒帯パン王者を破るなど着実に実績を残している関根だが、MMA戦績7勝0敗とはいえ、やはり対戦相手の質がベラとは違う。ベラはUFCヘビー級戦線に於いて、スピードに乗ったムエタイを主武器に戦い出したパイオニアといっても過言でない。

しかし、ランディ・クートゥアーのしつこさに心を折られると、続くジョン・ジョーンズ戦では打撃を目の周囲に被弾し、その痛さで敗れた感もある。それ以降、マウリシオ・ショーグンやベン・ロズウェルに敗れたベラだが、そこはやはり世界のトップファイターが相手で、しかもJJ以外の相手とは立ち上がりは互角のファイトを展開してきた。

「急所を殴らせず、掴んでから勝負」という関根。ベラは打撃を繰り出して、そのままの位置にいないことも踏まえて、殴られる覚悟で胸を合わす位置まで入り込みたい。そして柔道流の崩しや投げでトップ奪取、そのまま寝技で一気に勝負を決めることが重要になってくる。

抑えて立たせない。立たしても離さずケージに詰める。その繰り返しでベラの心を折ることができるか。またベラがステップワークを駆使してきた際は、追いかけて殴られることも考慮して戦う必要がある。とはいっても、フィリピン人ファンの大歓声をバックにしたベラはより積極的になることも十分に考えられるので、出てくるのを待って組むという選択もありだろう。

とにかく組む際にはヒザ蹴りには要注意が必要になってくるが、関根のMMAは未知数の部分が多い。その未知な部分をポジティブな要素にするには、前に出る勇気と貰った時の見る勇気が不可欠だ。「人間として、次世代に魂を継承する」こともケージに上がる理由の一つである関根、勇気で突破口を開き自分の戦いを貫いてほしい。その姿勢を保ち続けることが、勝利に近づくことになる。

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