【UFN98】アレクサ・グラッソ、文句無しの判定勝ちでオクタゴン初陣を飾る
<女子ストロー級/5分3R>
アレクサ・グラッソ(メキシコ)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ヘザー・クラーク(米国)
大声援を受けるアレクサ。ワンツーからローを繰り出すクラーク。パンチから組んでいったクラークに対し、アレクサは回り込んで離れ遠い距離から左ジャブを繰り出す。前に出るクラーク、右ミドルハイ、左ジャブから左ローを放つアレクサだが動きはまだ固いか。続く右ハイにテイクダウンを合わせたクラークだが、これを潰したアレクサがパウンドを落とす。
ここから一気に火が付いたように連打でクラークをケージに詰め、ラッシュを続けるアレクサ。エルボー、右ボディ、左フックを被弾したクラークもフックを返すが、首相撲&ヒザをボディに入れられる。ここでアレクサは組んで呼吸を整えてから間合いを取り直すと、左ジャブから右ストレート、右ハイに左フックと再び猛攻を仕掛け、組んできたクラークにヒザを突き上げた。
2R、インターバル中に視界が塞がれたような発言があったクラーク。アレクサはハイをブロックし、間合いを測る。クラークは蹴り足を掴んでケージにアレクサを押し込むも、腕を差し返され体を入れ替えられる。ヒザを入れてハイクロッチでテイクダウンを狙うアレクサに対し、クラークはジャンピングガードからギロチンを仕掛けるもセットアップはできない。
細かいパンチを顔面に受け、嫌がって顔をそむけたクラーク。離れたアレクサにクラークが組みつき、後方に投げを狙う。下になったアレクサの腕十字を潰したクラークだが、立ち上がり際にパンチと蹴りを受けることとなった。
最終回、アレクサが右ミドルを蹴り込むと、クラークは即組みついてケージに押し込む。すぐに押し込み返したアレクサだったが、クラークも再び体を入れ替える。ここも腕を取って、隅落としのように上を狙ったクラークに対し、スタンドをキープしたアレクサが離れる。
残り2分、右フックで前に出たクラークにアレクサが右ミドルを入れる。まっすぐ飛び込んで組みつこうとしたクラークをすかして、右を打ち込んだアレクサ。クラークは覚悟を決めたようにパンチで前進していくが、逆にアレクサが組みついてダブルからスラム。立ち上がり際にパンチとヒザを蹴り込んだところでタイムアップに。
文句なし判定勝ちを手にしたアレクサは満面の笑みを浮かべ、「凄いサポートを受けて信じられなかった。プレッシャーはなくて、メキシコで初戦を戦えて良かった。彼女がタフなのは分かっていたから、ハードに練習してきたの」と話した。