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【HEAT38】フライ級チャンピオン春日井健士<02> 「石渡さん、一緒に飲みましょう!!」

akao-kasugai【写真】この日、バンタム級王座をダッシュした先輩の赤尾セイジと。HEATのベルトはキックがゴールド、MMAがシルバーだが発注ミスでフライ級は金色に。赤尾が「お前のは金で、俺は銀か?」と振ると、なぜか上から目線ポーズを取ったご機嫌な春日井(C)MMAPLANET

25日(日)、HEAT38でキム・キュソンと初代HEAT総合ルールフライ級王座を賭けて戦い、見事ベルトを巻いた春日井健士インタビュー後編。

試合の2週間前に空き巣に入られたというとんでもない事件が彼の身を襲っていたが、何もかも吹っ切っての王座奪取。そして夢のUFCへ向かって春日井は今、どのような心境でいるのかを尋ねた。

<春日井健士インタビューPart.01はコチラから>


──いつもとは違った精神状態、そして体重の落とし方だったわけですね。

「ただ、これまでより減量は楽でした。これも(日沖)発さんに教えてもらったもので。このやり方を究めることができれば、もっと減量は楽になると思います。感覚として、もっと良くなるという風に感じています」

──キム・キュソンにしっかりと一本勝ちしたことは、この試合でできる最高の存在証明だったと思います。今後に関して、次の目標は?

「パンクラスのベルトも公言しているように取りたいです。チャンスを貰えるのであれば。ただ、それも全てはUFCで戦うためです。5連勝をすればUFCの網にも掛かってきやすいということなので……誰か、僕のことを見てくれていないかと……。僕は30歳までしかMMAを戦うつもりはないので、もうそれほど時間が残されていないんです」

──UFCは世界中に春日井選手と同じように思っている選手がいるなかで、マーケットも関係してくるので本当に簡単ではないのが現実です。

「それは分かっています。でも、最高はUFCなので……。ここでチャンスが舞い込まないのであっても戦い続けること。HEATでは二冠王になったので、まずは国内で一番盛り上がっているパンクラスの王座を狙っていきたいです」

──バンタム級KOP王者の石渡伸太郎選手が、盟友の神酒龍一選手がフライ級王者で、このままでは上から落としてくる海外勢や春日井選手に勝てないから、シカゴに一緒に行って練習すると言っていました。

「石渡選手が僕の名前を出してくれたんですか? めっちゃくちゃ嬉しいですっ!! 石渡さん、一緒に飲みましょうって書いてください(笑)」

──いや、フライ級王者のチームメイトですからね……。

「いや、でも本当に嬉しいです。僕のことなんて知っていてくれて……。そうやって言ってくれたならこそ、神酒選手に負けないようにって僕も頑張ることができます」

──春日井選手の実力は、既にファイターの中では全国区で認められているのはないでしょうか。

「自分では日本国内ならフライ級でトップ5本の指に入っているんじゃないかなっていう気持ちではいます。その自信もあります。ただし、なかなかHEATでは他団体のタイトルを以前保持していた選手と戦う機会というのが実現しないのは事実です。そのなかでキム・キュソン選手が対戦に名乗りを挙げてくれた。そうやって言ってもらえて、本当に感謝しています。

綺麗な戦いができる強い選手でした。その選手に勝てたことに関しても自分を評価したいと思います」

──2年半前にVTJフライ級トーナメントで対戦した扇久保博正選手もTUFで奮闘中です。

「VTJで扇久保選手と戦って、僕は2-0で負けました。その扇久保さんがTUFに出ている。ぜひとも、結果を残してほしいです。優勝してタイトルマッチまで行って欲しいです。タナボタですけど、VTJのトーナメントで扇久保選手を一番苦しめたのは僕だと言ってもらえているので……そういう春日井っていう選手も日本にはいるってことをUFCには知ってほしいです。

なので、扇久保選手にはぜひともUFCで頑張ってほしいです。そして、ホント、失礼な言い方になるかと思いますが、僕もあれから練習をしてきて、弱点を克服し、長所を伸ばしてきたつもりです。

今なら扇久保選手に勝てる自信があります。同じくあのトーナメントに出ていた神酒選手がパンクラスのチャンピオンです。VTJのフライ級トーナメントがあって、僕は表舞台に出ることができた。凄く感謝しています」

──また、あの出場メンバーと拳を交えることもあるということですね。

「ハイ。HEATフライ級王者にはなったのですが、全てはここから……、改めてスタートを切るつもりでいます」

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