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【Pancrase281】情念。マフラと対戦する北岡悟<03>「やることが同じでなくできることが変らない」

Satoru Kitaoka【写真】撮影になると、なかなかサイコな表情を創ることができず、笑みを浮かべてしまう北岡。これが彼らしさだ (C)MMAPLANET

10月2日(日)、東京都江東区のディファ有明で開催されるPncrase281で、元UFCファイターのブラジリアン=レオナルド・マフラと戦う北岡悟インタビュー第3弾。

マフラという下手をすれば桁違いな強さを持つかもしれない相手と戦うには、そしてMMAを続けるにはアップデートは欠かせない。強さを追及するなかで、北岡にはDJ taikiやロッキー川村というパンクラスイズム横浜所属のプロ選手の存在が欠かせない。

<北岡悟インタビューPart.01はコチラから>
<北岡悟インタビューPart.02はコチラから>


──甘えんじぇねぇ……。そうやって追い込んだ決断が、あのロシア人と戦っておけば良かったという結論になるかもしれないです。

「マフラは桁が違って強い可能性がある相手ですからね」

──自分の生き方を肯定させ続けるために、その相手にしっかりと勝つ必要がある。そして、外国人との対戦は過去5戦3勝2敗で、日本人対決ほど勝率が良くないのも事実です。

「そうですね。ハトホフよりはリスキーな選択ですよ」

──スタイルマッチアップ的にもマフラは腰が低く、後ろ足重心。それでいてローが走り、嫌な相手だと感じました。

「僕もまだそこまで多くの映像はチェックしていないですけど、3試合、4試合ですかね、見たのは。要は僕が組み辛い、組みに行くアプローチをし辛いということですか?」

──ハイ、そうです。

「う~ん、でも関係なくアプローチするんですよ」

──やることはこれまでと変わりない?

「やることというか、できることが変わらないんです。61戦やってきたので。まぁ、DJ(taiki)とかには全否定されて、『ああしないとダメだ』、『こうしないとダメ』って色々なことを言われています。

僕の構えだと、○○ができないだとか。そこを直せば、もっと色々なことができるだとか。まぁ、彼の言っていることは凄く正論です。『その通りだ』ってことばかりを指摘してくれます。

それはそれで有り難いアドバイスとして取り入れたり、取り入れなかったりしています」

──61戦戦ってきても、自分の戦い方があってもなそ取り入れる部分もある?

「もちろん、取り入れるところはあります。凄いですよ、彼は。一番見ているし、良く考えている。僕の知らないことも知っています。そのために色々な面倒くさいところもあるけど、仲が良いので(笑)」

──DJ選手が指摘してくれたことで、やることが同じ、終着点が同じでも入り口が違う。つまりアプローチ方法が変ることがあり得るということですか。

「やることが同じではなく、できることが変らないんです(笑)。むしろ、彼はフィニッシュしろってよく言ってきますね。色々と違いますよ。でも、それを自分で消化、処理しないといけない。その部分は、僕自身もまだまだなところがある。全てを真に受けるとダメだし、全部スルーして変化を拒むのも良くないです。

エッセンスとして、如何にできるのか。それでもやっぱり、彼はそういう部分で凄さがあります」

──組み技は教わったことを対人でも生かしやすい。打撃は教わったことを自分に落とし込む作業が組み技より難しいのではないかと思います。その辺りは如何でしょうか。

「それがDJの言っていることですよね。逆に僕が彼に言ってあげられることもあって。そこを忌憚なく言い合えるから、彼も僕を慕っているんじゃないかと思います。

言っていることに説得力が加わる、そんな取り組み方を見せていますからね。でも、意外に思われるかもしれないですが、DJに教えてもらったことは頭にも体にも入りやすいです。入りやすいっていうのか……、教えてもらったことがハマったことが多々あるんですよ。

僕にフィットしたというか。彼にアドバイスをもらうようになってから生まれた変化が明らかにあります」

──それが実感としてあるなら、手応えも十分ですね。パンクラスイズム横浜を開いて、何かそういう変化は他にもありましたか。

「ロッキー川村にミットを持ってもらってから、その変化も明らかに出てきました。こないだの下石戦でも、正直なところ試合でまだ出せるなんて思っていなかったのに、終わってみれば──現役を続けるうえでアップデートしないといけないと思っていたことが、明らかに出せました。大幅じゃないけどね」

──つまり、それはイコール強くなっているということですよね。

「そういうことです。2年前と比較して、今の方が良いってDJが言ってくれました。『34歳の時よりも、36歳の方が良いっていうのは、これは……なかなかなことじゃないですか』って彼に言われましたよ(笑)」

<この項、続く>

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