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【Bellator159】ソリッドなヴェイケルが突き放すか、アグレッシブなサンチェスが突破するか

Daniel Weichel vs Emmanuel Sanchez【写真】ヴェイケルがサンチェスの前進を跳ね返すか。それともサンチェスがヴェイケルの防御を切り崩すか (C)BELLATOR

22日(金・現地時間)、カンザス州マルヴェニのカンザススター・アリーナで開催されるBellator 159「Caldwell vs Taimanglo」。同大会ではフェザー級タイトル挑戦権獲得を目指した両者の一戦=ダニエル・ヴェイケル×エマニュエル・サンチェスが組まれている。

月イチ興行=8人制トーナメント・フォーマット時代のベラトールで、シーズン10フェザー級トーナメントを制したこともあるドイツ人のヴェイケルは、スポーツ柔術、そして柔術から欧州修斗に参戦開始。現在でもONEで活躍中のヴィセント・ラトゥール、そしてアレッシャンドリ・ペケーニョの愛弟子として注目を集めていたドゥドゥ・ギマラエスに勝利し、プロ3戦目(※2003年11月)にしてプロ修斗に来日した過去を持つ。

滝田J太郎に判定勝ちを収めたヴェイケルはその後、北欧ベースのEVT(ヨーロピアンVT)や地元ドイツのMMA大会でキャリアを重ね、BAMMAやM-1を経て、戦績31勝8敗となった29歳のときにベラトールと契約を果たした。

その時点でチアゴ・タバレス、ポール・デイリー、ダン・ハーディに敗れてはいるが、デニス・シバーはRNCで一本勝ちを収めていたヴェイケル。ほぼノーマークだったシーズン10フェザー級Tに参戦し、堅実なファイトで優勝候補のデス・グリーンに勝利し優勝を果たした。王座挑戦試合ではパトリシオ・フレイレに逆転負けを喫したもののパット・カーラン、さらにはジョージ・カラキャニャンを下しており、元がつくがベラトール(※カーラン)とWSOF(※カラキャニャン)、そしてレガシーFC(※グリーン)のフェザー級王者に勝利したことになる。

一方、25歳のサンチェスのこれまでのレコードは13勝2敗、ベラトールでは5勝1敗だ。その敗戦はカーランに喫したものだが、6月にISAOを破っているTUF15ファイターのジャスティン・ローレンスに勝った試合を含め、ここ3試合連続でスプリット判定勝ちというきわどい試合をモノにしてきた。

タイプ的には両者揃ってウェルラウンダー、ただしディフェンスがしっかりとておりカウンターで強さを発揮するなどソリッドなヴェイケルに対し、サンチェスはかなりアグレッシブだ。穴がないヴェイケル、穴のあるサンチェスという見方が成立する。とはいってもサンチェスに穴があるのは、技術的な側面ではなくアグレッシブが過ぎる故、だ。

試合開始から終了まで、全速&全力の全開ファイトを展開。よって対戦相手に付け入る隙を与え、終盤にスタミナが尽きることもある。同時にその積極的な姿勢こそ、彼がスプリット判定勝ちというきわどい勝利をモノにできる要因ともなっている。

基本、打撃の仕掛けからテイクダウン、そして寝技という流れを持つ両者だが、サンチェスは自らの動きに相手の姿勢を崩してテイクダウンを仕掛ける。一方、ヴェイケルは相手の反応を読んだうえで、タイミングを計りダブルレッグやニータップに持ち込むという戦い方を好む。スクランブルのなかでもサンチェスは跳びついてバック狙い、あるいは跳びつき十字を仕掛けるなど、リスクの高い攻撃手段を選択する傾向にある。確実な攻撃が信条のヴェイケルとは、このような点でもサンチェスは好対照だ。

だからこそ、この一戦──ヴェイケルが高い防御能力を武器にサンチェスの前進を左ジャブ、左フック、右前蹴り、そして左ミドルで止めることができると予想される。ここでサンチェスの動きがスラッピーになると、KOパワーを持つ右ストレート、デビューの頃から得意としてきたヒザ蹴りが待っている。サンチェスとしては、ヴェイケルの想定を上回るスピード&プレッシャーを序盤に掛け、様子見の時点で自らのペースに引き入れる。そうできないと、ヴェイケルの術中にはめられる公算が高くなる。


■ Bellator159対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
ジョー・タイマングロ(グアム)

<ライト級/5分3R>
メルヴィン・ギラード(米国)
デヴィッド・リッケルズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダニエル・ヴェイケル(ドイツ)
エマニュエル・サンチェス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンズ(ブラジル)
ギルヘルミ・ヴィアナ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ブルーナ・エレン(ブラジル)
ジェシカ・ミドルトン(米国)

<ミドル級/5分3R>
マニー・メラズ(米国)
トレイ・オグデン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ハリス(米国)
マット・フォスター(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ブルーナ・ヴァハガス(ブラジル)
エミリー・ダコート(米国)

<フェザー級/5分3R>
ギャストン・レイノ(ウルグアイ)
LJ・ハームレック(米国)

<ライト級/5分3R>
マーシオ・ナバーロ(ブラジル)
フェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・マリゴ(米国)
アンディ・ライリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョシュ・ファイファー(米国)
ヘンリー・リンジー(米国)

<フェザー級/5分3R>
チューカ・ウィリス(米国)
ブランドン・フィリップス(米国)

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