【Pancrase270】左ジャブで距離を制した村山がフルマークの判定で窪田に勝利
<ウェルター級/5分3R>
村山暁洋(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
窪田幸生(日本)
サウスポーの窪田に対し、村山は左フックから右を伸ばす。窪田の前進に右を入れる村山は、右ロー。窪田はパンチと共に前進を試みるが、村山の左ジャブがそれを阻む。窪田の左が村山の顔面を捉えるも右ハイを返される。引き続き待ちの態勢の村山は組んで窪田をケージに押し込む。窪田は離れた直後に左フックを被弾。残り30秒を切り、村山が左ジャブをヒットさせ、窪田が右フックを狙う。前に出るのは窪田、左ミドルを残り5秒でいれたが、オープンスコアの結果は──3人とも村山の10-9だった。
2R、引き続き村山は左ジャブを伸ばし、前に出てきた窪田に右をヒットさせる。村山は右ローを2発、左フックも入れて組みに来た窪田のボディに右ヒザを突き上げる。ワンツーから右ミドルも決めた村山のペースで2Rも進む。右と同時に踏み込んだ窪田の左フックが村山を捉える。続いて右もヒットさせた窪田だったが、右ストレートを被弾し真っ直ぐ下がってしまう。意を決して再び前進を始めた窪田に対し、村山が右アッパー&左ジャブを当てる。残り20秒で左フックから右ストレートを村山が決めるが、窪田もフックを返した。このラウンドも村山が3票を集め、窪田は後がなくなった。
最終回、打撃の交換のなかで村山の頭が窪田に当たり、試合が一時中断。再開後、粗いパンチを振り回す窪田に村山は右ロー、さらに左を伸ばす。ワンツーからラッシュを掛けた村山は、窪田がパンチを返してくると組んでケージに押し込む。右を打って離れた村山、窪田の左ストレートがその顔面を捉える。村山は右ハイ、両者揃って息が荒くなっているが、攻める姿勢を持ち続ける。
やや勢いが落ちた村山は左を伸ばしてそのまま組もうとする。それを左ミドルで突き離す窪田。直後に低い姿勢から組み付いた村山が、バックに回り込む。そのまま両足をフックし後方からパンチを入れる。ガードに戻した窪田だが、村山はパスのプレッシャーを強める。下からパンチこそ放つが、立ち上がることができない窪田。村山はエルボーを落とし、パンチを入れながら試合終了を迎えた。結果、村山がフルマークの判定勝ちを手にした。