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【Pancrase343】村山の左ジャブを封じ込めた押忍マンが、「勝つことを優先した」新スタイルで判定勝利

【写真】「勝つことを優先した新スタイル」良い感じです(C)MATSUNAO KOKUBO

<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
村山暁洋(日本)

押忍マンがジワリジワリと距離を詰めるが、村山が左のフェイントから押し返していく。互いに左ミドルが交錯したあと、押忍マンの右が村山の顔面をかすめる。続いて左ジャブを当てた押忍マンがプレスをかけて村山にケージを背負わせる。村山も左ジャブを突いて押し返した。押忍マンは右カーフを当てる。左ジャブの手数が増えた村山に対し、押忍マンは右ボディストレートを伸ばした。押忍マンが右ストレートを当てて、組みに行く姿勢も見せる。ケージ中央で押忍マンが左ハイを放った。ローでバランスを崩して背中を着いた村山に対し、押忍マンはパウンドからトップをキープした。

初回はジャッジ3名が押忍マンに10-9をつけた。

2R、押忍マンが頭を振って距離を詰め、右ボディストレートを突き刺した。村山は押忍マンの左ジャブをパーリングする。しかし押忍マンの右が村山のアゴを捉える。さらに右カーフを受けた村山は左ジャブを出すことが難しい。村山の右をブロックした押忍マンはサウスポーにスイッチして、左インローを当てる。オーソドックスに戻した押忍マンに向かって右に回る村山だが、右カーフを受けてしまう。スイッチしながらジャブとローで右ストレートのチャンスをうかがう押忍マンは、村山が入ってくるところに右を合わせた。村山がシングルレッグで飛び込むも、これをスプロールした押忍マンはスタンドに戻って村山にケージを背負わせた。

2Rもジャッジ3名が10-9で押忍マンのラウンドに。

最終回の開始早々、押忍マンが右カーフを当てる。サウスポーにスイッチした押忍マンの左が村山の顔面をかすめた。村山は押忍マンにようやく組みつき、大外刈りでグラウンドに持ち込む。ケージ中央でマウントを奪ったが、押忍マンがリバーサルしてトップへ。村山の三角絞めのセットアップをかわした押忍マンがトップをキープする。パウンドを落としてくる押忍マンの手首を掴む村山は、スイープを狙ったものの返しきることはできず。すると村山は押忍マンの左腕を取り、キムラリバーサルに成功した。さらにキムラで絞り上げていく村山は、押忍マンが体勢を返すとバックに回り、さらに腕十字を狙ったもののタイムアップとなった。

村山の反撃は届かず、押忍マンが判定勝ちを収めた。押忍マンは「今日は勝つことを優先しました。これが自分の新しいスタイルなので、よろしくお願いします」と挨拶した。


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