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【Pancrase343】ジャブの差し合い~ケージ際でテイクダウンを奪った葛西が超速RNCで丸山を仕留める

【写真】首に腕を回してからバックマウントを整えた葛西。この動きが速かった(C)MATSUNAO KOKUBO

<ライト級/5分3R>
葛西和希(日本)
Def.2R4分00秒 by RNC
丸山数馬(日本)

グローブタッチから葛西が距離を取る。左ジャブを突き、左インローを当てる葛西。丸山の右ストレートに対し、カウンターの右を突き刺した。丸山は一度下がったあと、ダブルレッグで葛西に尻もちを着かせる。ケージを背にして立ち上がる葛西を、丸山が押し込む。差し合いが続き、レフェリーがブレイクをかけた。

再開後、葛西がワンツーから左ミドルに繋げる。丸山がのシングルレッグを切り返し、ボディロックからグラウンドに持ち込む。立ち上がった丸山と葛西は、ケージ際で差し合いの展開に。ここで葛西がボディロックから小外刈りで足を崩してテイクダウンする。亀になった丸山にパンチを打ち込む葛西は、スタンドに戻ると左右の連打を浴びせる。丸山がのシングルレッグに対しスプロールした葛西だったが、これは丸山のフェイントだったか。そのまま初回が終了した。

ここはジャッジ3者とも葛西のラウンドとしている。

2R、丸山が葛西の左をかわして右ストレートをボディに突き刺す。しかし葛西も至近距離になると左右フックを浴びせる。丸山の右カーフがクリーンヒットした。ジャブの差し合いから丸山が体を振る。葛西も右カーフを返した。

丸山はシングルレッグでケージに押し込む。葛西はクラッチして体勢を入れ替える。差し合いから葛西がヒザを突き刺し、またもボディロックからグラウンドに持ち込んだ。丸山はスクランブルから立ち上がる。しかし差し合いになると葛西がコカし、すぐさまバックに回ってRNCへ。ケージキックで離れようとした丸山を逃がさず、タップを奪った。

丸山を仕留めた葛西はマイクを握り、「今回はKOしたかったですが、丸山選手も打撃が強かったです。でも極められたので良かったです。次は久米(鷹介)さんか天弥君、空いているほうでお願いします。自分も世界で戦える選手になっていきたいです」と語った。


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