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【RFC24】高瀬大樹戦を前にユン・ドンシク 「私にでなく彼に尋ねてください」

Yoon Dong Sik【写真】まさに武人という印象を受けるユン・ドンシクの言葉だった(C)MMAPLANET

25日(土)に東京都江東区の有明コロシアムで開催されるRoad FC24で高瀬大樹と戦うユン・ドンシク。

3月の対戦予定だったが、高瀬の体重オーバーでユン・ドンシクは試合を受けなかった。そんな因縁の相手との再戦前に、あの件についてどう思っているのかを尋ねると、「これ以上話すと、対戦相手への非難が続く」という漢気あふれる言葉とともに、偽らざる心情を可能な限り語ってくれた。

──3月に高瀬選手の体重オーバーによって、流れた一戦が日本で実現します。どのような気持ちですか

「そうですね……。いつもとは違う、格別なものがあります。まず試合が出来なくなったことは良いことではなかったです。時が過ぎて、だんだん自分にも問題があったのかな、と考えるようになりました。最初は対戦相手に対して『何なんだ?』と疑問に感じ、高瀬選手に原因があると思っていました。今となっては、自分にも問題があったのかと思いますし、主催者、ファン、TV局など関係者の方達に申し訳ないと感じています。前回流れた分、今回の試合では良い試合をお見せできるよう準備しています」

──高瀬選手は再計量で、本計量時点よりも体重が落ちていればユン・ドンシク選手は戦うと言っていたのに、戦わなかったと──ある意味、怖いモノしらずの発言をしています。実際にユン・ドンシク選手のなかでは、そのような発言をした覚えはありますか。

「もう前の話ですが、中に入っていた通訳に少し問題があったのと、あまりこの話題について話したくないのが本当のところです。一言で言えば、予備計量があり、公開計量が通常あります。格闘技は少しルールなど違いはありますが、体重を落として、体重を合わせるすべての種目、どのようなスポーツでも契約体重に合わせなければ、即資格剥奪です。

国際大会でもオリンピックでもアジアンゲームだろうが、自分が体重を合わせれば試合に出場することが出来ます。最も重要なのは、試合に出るための過程――体重管理、減量、計量と通過しなければならないことを高瀬選手は疎かにしていたようです。反省をし、自分のせいで起きた問題なのに残念ですが、今はまたこの話をすると、高瀬選手もずっと非難されることになりますので、あまりもう言いたいことはありません。

今回の試合では私もより一生懸命準備を重ね、良い試合をお見せしなければいけないと思っています。とにかく今は当時、誰がどれくらい体重を落とした、などのような話をすることは意味がないと思います」

──では体重を落とせなかった選手が、体重を落として『対戦を拒否した』選手について、このようなことを言うことにどのような感情でいますか。

「あまり言いたい事はありません。なぜ自分にこういうことを尋ねるのか。とにかく相手が試合をしたいなら基本的なルールを守らないと。計量を通過出来なければ、レスリング、柔道、ボクシングでもダメなものはダメなんです。私は柔道を30年間やってきた人間ですが、予備計量は言葉通り、”予備”です。しかし、本計量で一回失敗すれば、4年間人生を懸けて準備してきたアジアンゲーム、世界選手権、オリンピックに出場することは出来ません。

そのため自分自身には計量がどれだけ大事か体に染み付いてます。予備計量ではオーバーしたことはありましたが、本計量では30年間1度も失敗したことはありません。なので彼は主催者、ファン、関係者に自分の過ちを認めた上で、再びこのような失敗はしない、といった発言をすることが正しいと思います。

こういった質問は私ではなく、彼に尋ねてください。ただ時間が経ってみると、自分にも落ち度はあったと思います。ただこういった質問を私にする必要はありません。彼がただ非難されるだけだと思います。これ以上、彼が非難されるのを望んでいませんし、これ以上当時の問題の議論はしたくありません。

良いことであれば、話題になれば良いです。ただ悪いことは変な議論にしかなりません。これ以上は話しません」

──『韓国では男という部分が問われる』という発言を高瀬選手がしていてもですか。

「ノーコメントです。この件についてはこれ以上、話したくないです」

──体重問題はこれぐらいにして、高瀬大樹という選手の実力はどのように評価していますか。

「そうですね。自分があまり相手を研究するスタイルではないので。対戦相手の試合は一度も見たことはありません。まだ時間はあるので見てみますが、PRIDEで試合していたことも知りませんでしたよ。ただ、もっと体重が軽かったのに体重を上げてきたことなどは知っています」

<この項、続く>

■ ROAD FC 24 対戦カード

<RFCミドル級王座決定戦/5分3R+Ex>
福田力(日本)
ジョン・オジン(韓国)

<無差別級/5分3R>
カルロス・トヨタ(日本)
チェ・ホンマン(韓国)

<ヘビー級/5分3R>
川口雄介(日本)
チェ・ムベ(韓国)

<ミドル級/5分3R>
ミノワマン(日本)
キム・デソン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
中原太陽(日本)
キム・スーチョル(韓国)

<88キロ級契約/5分3R>
高瀬大樹(日本)
ユン・ドンシク(韓国)

<女子アトム級/5分2R>
しなしさとこ(日本)
イ・イェジ(韓国)

<ライト級/5分2R>
大原樹里(日本)
イ・グァンヒ(韓国)

■ YOUNG GUNS 23 対戦カード

<フェザー級/5分2R>
今野寛和(日本)
ホン・ヨンギ(韓国)

<バンタム級/5分2R>
佐藤将光(日本)
キム・ミンウ(韓国)

<フェザー級/5分2R>
原井徹(日本)
キム・ホジュン(韓国)

<フライ級/5分2R>
南出剛(日本)
キム・ヒョリョン(韓国)

<フェザー級/5分2R>
榎本明(日本)
ベク・スンミン(韓国)

<ミドル級/5分2R>
尾崎広樹(日本)
中村勇太(日本)

<フェザー級/5分2R>
鷹島大樹(日本)
杉山和史(日本)

<フェザー/5分2R>
小金翔(日本)
沢井隼人(日本)

<バンタム級/5分2R>
大場翔(日本)
金井卓也(日本)

<ウェルター級/5分2R>
鈴木友希(日本)
田辺丈人(日本)

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