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【Quintet01】準決勝第一試合、HALEOが柔道に勝利。所英男は面目躍如の腕十字秒殺

Quintet 04【写真】マルキーニョスが石井慧と引き分けて、HALETチームがジョシュ・バーネットを温存し決勝進出(C)QUINTET/TAKASHI IGA

11日(水)に墨田区の両国国技館で勝つ抜き戦の5×5のグラップリング大会QUINTE01が開催された。柔道ドリームチーム、HELAOドリームチーム、サンボ・ドリームチーム、POLARISドリームチームの20名が参戦した同大会。

ここでは準決勝第1試合、柔道ドリームチーム×ハレオ・ドリームチームの戦いをお伝えしたい。


(C)QUINTET/TAKASHI IGA

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先鋒戦は柔道チームから小見川道大とハレオからは中村大介が出場。中村が中盤から終盤にかけ攻め、小見川が凌ぐという展開に。最後は中村が腕十字を極めたかと思われたが、タイムアップで痛み分けに。

続いてハレオ・桜庭和志と柔道・出花崇太郎の次鋒同士の対戦は、MMAでいえばレジェンドと修斗新人王という異色の対戦となり、いきなり出花が下から腕十字を狙う。これを防いだ桜庭はパス、バック奪取ならず出花が足関節など果敢に攻め、スイープにも成功する。47歳の桜庭もスタミナ&集中力を切らせず、この一戦もドローとなった。

中堅戦はハレオ・所英男が、柔道・キム・ヒョンジュに対し、飛びつきではなく今成ロールのようなスライディングから、足を引いたキムの左手を取って一気に腕十字を極める。面目躍如の──14秒一本勝ちを決めた。

ここでハレオ・チームが一人抜きとなり、柔道チームの副将ユン・ドンシク戦へ。この試合は体重差が20キロ以上あるため、試合時間は8分1Rでなく4分1Rとなる。ガードを選択した所だが、この体重差を覆すことはできずガードの中からユン・ドンシクが仕掛けたエゼキエルチョークでタップを奪われた。

(C)QUINTET/TAKASHI IGA

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バック宙をしながらマットに上がったハレオ副将のマルコス・ソウザは、ユン・ドンシクの大外刈りをかわしてボディロックからバックへ。ここで場外になり、再開後もスタンド戦が展開されるなか、マルキーニョスがシングレッグから後転してリバーサル。パスをして頭を跨ぐとキムラ、腕十字、さらにバックを制す。たまらず引き込んだユン・ドンシクからマウントを奪い、マルキーニョスが腕十字でタップを奪った。

マルキーニョスは決勝で、柔道チーム大将の石井慧を相手に4分間という短期勝負で、1分間をスタンドで戦い、大外で投げられてもパスを許さない。中央でのスタンド戦でもテイクダウン狙いから引き込んだマルキーニョスを石井は切り崩せず、パスまで精一杯でタイムアップに。ハレオ・ドリームチームの決勝進出が決まった。

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