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【Invicta FC13】予想を裏切り、エヴィンガーが新鋭アルダナに圧勝。バンタム級のベルト巻く

<Invicta FC女子バンタム級王座決定戦/5分5R>
トーニャ・エヴィンガー(米国)
Def.4R4分38秒by TKO
アイリーン・アルダナ(メキシコ)

会場人気が抜群に高いアルダナ。左右に足を使うアルダナに対し、エヴィンガーが右ストレートでいきなりダウンを奪う。と、ここでエヴィンガーがヒザ十字へ。意外な奇襲攻撃にもアルダナがバックを取りにいく。エヴィンガーが後方へ勢いのあるエルボーを見舞うと、アルダナはたまらずクローズガードを取る。ガードを割ってパスを狙うエヴィンガーはヒザをボディに入れながらマウントを奪取。アルダナのケージウォークにも、しっかりとマウントをキープしてパンチを連続で落としていく。さらに勢いのある左エルボーを入れたエヴィンガーが腕十字へ。懸命に耐えるアルダナに対し、エヴィンガーは下になることを嫌い、自ら技を解いてトップをキープ。ハーフからエルボーを落とし、アームロック、最後もニアマウントから鉄槌、腕十字と試合を決めきることはできなかったが、エヴィンガーが圧倒した初回となった。

2Rもテイクダウンからトップを取ったエヴィンガーが、上体を固めてパンチを連続で落とす。アルダナはフルガードに戻すが、ケージに詰まった状態で有効な反撃に出ることはできない。腰高の姿勢からパンチを落とすエヴィンガーがガードを割っていく。そのままトップを取り続けたエヴィンガーが、このラウンドも制した。

3R、荒い右フックを伸ばすエヴィンガーに対し、ガードを固めてなかなか手が出ないアルダナ。やがてケージに押し込まれて、小手を巻いてテイクダウンを切るとエルボーをワキに入れていく。スクランブルからエヴィンガーをケージに押し込んだアルダナは、体を入れ替えられても懸命に下にならないように粘る。それでも終盤に前方に崩され、一気にマウントまで持ち込まれてしまう。エヴィンガーは肩に乗る不安定な状態でもパンチを入れ続け、腕十字を狙ったところでタイムとなった。

4R、距離を取るアルダナに対し、ジリジリとプレッシャーを与えるエヴィンガーが逆に下がる。ここで前に出たアルダナにまんまと組みついたエヴィンガーがワキをくぐってバック、テイクダウンからマウントを奪取する。ケージ中央のマウント、左エルボー&右のパンチを落とすエヴィンガーに対し、アルダナはしがみつくのが精いっぱい。ハーフに戻せず、ヒジと拳の餌食になり続けると、ついにレフェリーが試合をストップした。脇腹がボテッとしたエヴィンガーが、番狂わせを起こし――団体期待のメキシコの新鋭を一方的に破ってバンタム級のベルトを巻くこととなった。

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