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【UFN66】ルーツ・フィリピンで全盛期思わせる動き。マーク・ムニョスが有終の美飾る

<ミドル級/5分3R>
マーク・ムニョス(米国)
Def.3-0:30-27,30-27,29-28
ルーク・バーネット(英国)

現役最後の試合を自らのルーツ、フィリピンで迎えるムニョス。対戦相手のバーネットは今大会初のブーイングをコール時に受ける。左ジャブを伸ばすバーネットに右を狙うムニョス。バーネットは前に出てヒザを突き刺す。ムニョスのシングルレッグにヒザを入れたバーネットだが、ここはテイクダウンを許してしまう。足を絡まれ、これを嫌がったムニョスが離れる。即立ち上がろうとしたバーネットだが、がぶられてケージに押し込まれる。フックを打ち込んだムニョスは、バーネットのアッパーも構わずテイクダウンを奪う。

バーネットもすぐに起き上がったが、ボディロックから足をかけて後方に倒す。重い右のパウンドを入れ、バーネットが起き上がっても即テイクダウンから鉄槌の連打を落とすムニョスが、全盛期を彷彿させる強さを見せる。必死の形相で起き上がったバーネットは、腰に乗せてムニョスを投げつけるも、すぐにムニョスが上を取り返す。後方に下がって立ち上がったバーネットは右オーバーハンドを被弾。残り10秒、ケージにバーネットを押し込んだムニョスが初回をモノにした。

観客の声援に手を挙げて応え2Rに臨んだムニョスは、ヒザを受けながらシングルでドライブ。ムニョスはダブルレッグに移行するも、柔道の投げを受けそうになり、耐えたところでヒザをボディに被弾する。再びシングルに出たムニョスは、ハイクラッチからスラムに成功。ガードからエルボーを繰り出すバーネットは草刈スイープから立ち上がる。ムニョスは即立ち上がり、バーネットをケージに押し込む。残り90秒で離れた両者、テンカオをボディに受けたムニョスがシングルへ。バーネットはこれを切り、続くダブルにヒザを突き上げる。直後に右を思い切り打ち込んだムニョスが、連続でラウンドを取った。

最終回、ムニョスは右オーバーハンドからシングルレッグ、離れたバーネットが左ジャブを伸ばす。右オーバーハンドを返したムニョスがフックの連打で前に出る。反撃の打撃を受ける前にムニョスは組んでテイクダウンを狙う。ケージに押し込まれた状態で側頭部にエルボーを受けたムニョスの体が沈む。試合がスタンドに戻ると、ムニョスが右から左フックをヒットさせる。バーネットのヒザに右オーバーハンドを合わせ、シングルレッグでテイクダウンしたムニョスは、そのままケージにバーネットを押し込む。

両ワキを差しシングルから後方回転、トップを取ったムニョスは起き上がって、ジャンプしながらパンチを落とす。このままパスに成功したムニョスはファンの大声援を受けながらタイムアップを迎えた。マニラのファンはスタンディング・オベーション、勝利者コールを受けるとムニョスは感無量の表情で家族に感謝の言葉を述べ、「フィリピンを代表し、米国、家族、子供たちの模範になるよう戦った。フィリピンのレスリング界をサポートしたい。この星で一番のMMAプロモーションUFC、ダナ・ホワイト、ロレンゾ・ファティータに感謝している。フィリピン、USA、ありがとう」という言葉と共にグローブを置いた。

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