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【UFN63】冴える柔道技&バックコントロール、キエーサがクラークを相手にせず

<ライト級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
Def.3-0:29-26, 29-26,29-28
ミッチ・クラーク(カナダ)

距離を詰めて左フックを見せたキエーサ。クラークは組んでキエーサをケージに押し込む。クラークが離れようとしたところにショートの連打を放っていくキエーサに組み付いてドライブしたクラーク。一度は離れた両者だが、すぐに組み合うとキエーサが2度に渡り払い腰でテイクダウンを奪う。そのたびに立ちがったクラークだが、左ストレートを受けてもんどりうったように頭が揺れる。パンチから組んで、ニーに合わせて足払いを決めたキエーサが、即バックマウントへ。後方からパンチを入れて、RNC。アゴの上からでは絞めは極めらなかったが、キエーサは腕十字へ切り替える。ここもバックマウントに戻ったキエーサが、初回を圧倒した。

2R、飛び蹴りをかわされたキエーサ、クラークが組んでケージに押し込むがブレイクが掛かる。キエーサは左ハイ、左ストレート、ヒザ蹴りと荒い攻めを見せクラークをケージに押し込む。ここでもクラークのヒザ蹴りに足払いを合わせてテイクダウンを奪うと、すぐにバックマウントへ。後方からエルボーを入れ、パンチ、RNCを仕掛けるキエーサに対し、クラークはおぶさる様に立ち上がる。スタンドでRNCを狙われたクラークは、前転してグラウンドへ。RNCは切り抜けたものの、バックマウントを取られたままこの回も失った。

3R、キエーサの左フックがヒット。クラークもボディフックから前蹴りを返す。左ストレートを空振りし、バランスを崩したキエーサにクラークが連打を打ち込む。上半身が揺れるキエーサだが、左フックをヒットし前へ出る。さらに右ヒザを突き上げたキエーサ。クラークも負けじと、飛び込みながらパンチを放つ。動きが止まったようにも見えるシーンがあったキエーサ。それでも左を返し、最後は打ち合いのなかで飛びヒザ、後ろ回し蹴りまで見せてタイムアップに。結果はキエーサが大差の判定勝ちを収めた。

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