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【UFC ESPN20】マイケル・キエーサがテイクダウンからマグニーを動かせ、削って3-0の完勝

【写真】果てしなくコントロールされ続けたマグニー (C)Zuffa/UFC

<ウェルター級/5分5R>
マイケル・キエーサ(米国)
Def.3-0:49-46. 49-46. 49-46
ニール・マグニー(米国)

サウスポーのキエーサが右ジャブを伸ばし、マグニーは右を狙う。キエーサはクリンチから離れ、前蹴りを入れる。腹を蹴って回るキエーサにマグニーが右を当てる。キエーサはパンチを被弾しても前に出て圧力をかける。テンカオから前に出たマグニー、キエーサがすぐに距離を取り左をヒットする。間が悪くなると、ケージ前で左右に動いて距離を取り直したキエーサが、組んでボディロックテイクダウンを決める。ハーフから足を抜きに掛かるキエーサはエルボーを打ちつけ、マグニーのスイープ狙いを潰す。しっかりとトップで抑えたキエーサが枕&パンチを見せマウントを取ったところで時間となった。

2R、素早い右ジャブを見せるキエーサに対し、マグニーが左ミドル。キエーサは前蹴りを掴まれるが、組みにいく。一度はケージに押し込まれながらポジションを入れ替えたキエーサはボディロックテイクダウンに成功する。マグニーの三角に思い切り頭を押し込み防いだキエーサは、スクランブルでボディロックを許すもテイクダウン狙いのタイミングで、逆で上を取り切る。

マグニーはハーフから枕に苦し気な表情を浮かべ、パス狙いにはディープハーフで対抗する。乗り過ぎから戻り、トップキープしたキエーサがエルボーを落とし削っていく。腰を上げてエルボーを落としたキエーサ。マグニーは背中を付けて我慢の状態が続いた。

3R、左前蹴りにパンチを纏めて前に出たマグニーは、クリンチになるとボディロックテイクダウンを狙いつつ肩パンチを打ちつける。ウィザーで耐えるキエーサだが、テイクダウンを許すと立ち上がり際にケージに背中から思い切り叩きつけられバックを取られそうになる。ここは胸を合わせて立ち上がると、体を入れ替えつつ離れる。パンチで前に出てきたマグニーに左フックを当てたキエーサが再び組みつくも、マグニーは押し返してワキを潜りバックに回る。

キエーサは胸を合わせて押し込み返すと、相四つからバックに。マグニーはキムラへ。このクラッチを支点にハイクロッチでスラムを決めたキエーサは、足関節狙いに足を畳んで防ぎ、体を向き変えマウントへ。肩の上に乗っていたためマグニーがブリッジからスクランブルへ。ギロチンで捕え、背中をもう一度つけさせたキエーサがトップを取り切る。マグニーの動きの先を読むキエーサが、ここもトップを取り切った。

4R、左右に回るキエーサがオーソから右を当て、そのまま組んで小外刈りを決める。マグニーはクローズドガードも、エルボーを落とされる。ハーフからパス狙いにスイープを合わせようとしたマグニーだが、バックを譲り両足をフックされる。ケージキックにはマウントに移行したキエーサ、次のケージキックで後方回転もリリースしてバックをキープする。

スタンドで両足をフックしたキエーサは、足を下ろすとハイクロッチ&スピニングバックエルボーを見せる。直後に離れたキエーサを追いかけ跳びヒザを見せたマグニーは、ダブルレッグの仕掛けに背中に乗りながら三角クラッチへ。ヒザ立ちになり、前方にマグニーを落としたキエーサはここもトップでラウンド終了を迎えた。

最終回、キエーサは再びケージの前を左右に回り、サウスポーのままでワンツー。そして足を使う。追いかけるのをやめ、中央で待ったマグニーだが、我慢できず前に出ると組まれてバックを許してしまう。完全にキエーサの術中にはまったマグニーは胸を合わせてからバックに回るも、時間を使ってしまっている。さらにテイクダウン狙いに、またも上を取ったキエーサは、ディープハーフの上で時間を使う。キエーサはスクランブルに向かわせてバックを取り、マグニーは引き込んだガードへ。もうほぼほぼ勝負を諦めた感じか。

キエーサは足を抜きマウント奪取、マグニーは足を戻すもマットに背中をつけたまま逆転の芽は刈られてしまっている。最後のスクランブルで背中を取られそうになったマグニーは、上を向いたところでマウントを許し試合終了を迎えた。

キエーサは終わりのないコントロール&トランジッションで3-0の判定勝ちを収め、コルビー・コヴィントンを挑発した。


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